ロイヤルアスコットで視線をさらったマーガレット王女の息子の恋人、イザベル・ド・ラ・ブリュイエールとは?
50代のイザベル・ド・ラ・ブリュイエールは、6月18日、パートナーのデヴィッド・アームストロング=ジョーンズとともにロイヤルアスコット競馬の会場に到着し、行列の先頭を進む最初の馬車に乗っていたことで注目を集めた。マーガレット王女の息子と2年前から交際しているこのフランス人女性とは、一体どのような人物なのだろうか。
結婚していないカップルとしては極めて異例の名誉だった。デヴィッド・アームストロング=ジョーンズと恋人のイザベル・ド・ラ・ブリュイエールは、今回初めて、ロイヤルアスコットの馬車行列で先頭を進む馬車に招かれた。その馬車は、国王チャールズ3世とカミラ王妃が乗る馬車の真向かいに位置する特別な席だ。6月18日(木)、マーガレット王女の息子であるデヴィッド・アームストロング=ジョーンズとパートナーのイザベルは、競馬開催3日目にあたるレディース・デーに合わせて、ひときわ華やかな姿で競馬場に到着した。レディース・デーは、ロイヤルアスコットのなかでも最も社交界色の強い一日として知られている。女性たちがカメラマンたちの注目を集めようと、優雅さと華やかさを競い合う特別な日だ。
今年、人々の視線はイザベル・ド・ラ・ブリュイエールに集まった。馬車行列の最中、彼女がカミラ王妃と親しげに会話を交わす姿が目撃されたためだ。行列のなかでも終始リラックスした様子を見せていたこのフランス人女性の登場は、デヴィッド・アームストロング=ジョーンズとの関係において、ひとつの転機を迎えたことを示しているのかもしれない。英語圏メディアによれば、この栄誉ある席には昨年、ピーター・フィリップスの恋人だったハリエット・スペリングが招かれており、その後ふたりは結婚した。こうした前例から、一部のメディアはすでに、スノードン伯爵デヴィッド・アームストロング=ジョーンズとイザベルについても同じ展開になるのではないかと予想している。

(アスコット、2026年6月18日)photography: Chris Jackson / Getty Images
オスマン美術とオリエンタリズムに精通する専門家
看護師だったハリエット・スペリングと同様に、53歳のフランス人女性イザベル・ド・ラ・ブリュイエールも、一夜にして英国王室の世界に足を踏み入れることになった。デヴィッド・アームストロング=ジョーンズとの恋は、彼女の人生を大きく変えた。ふたりが出会ったのは約10年前のロンドン。ともにオークションハウスのクリスティーズで働いていたことがきっかけだった。オスマン美術とオリエンタリズムの専門家であるイザベル・ド・ラ・ブリュイエールは、クリスティーズで顧客戦略部門責任者を務めたほか、ヨーロッパ、中東、ロシア、インドを担当するオフィスのシニア・マネージング・ディレクターを務めていた。この部門の名誉会長を務めていたのが、家具工芸の専門家として知られるスノードン伯爵デヴィッド・アームストロング=ジョーンズだった。ふたりの関係は2024年まで純粋に仕事上のものだった。これは、デヴィッド・アームストロング=ジョーンズが、ふたりの子どもたち、チャールズとマルガリータの母親であるセレナ・アレイン・スタンホープと離婚してから4年後のことである。その後、イザベル・ド・ラ・ブリュイエールはアートギャラリーグループのオペラギャラリーの最高経営責任者に就任した。
輝かしい経歴を持つイザベル・ド・ラ・ブリュイエールだが、まさか自分がいつの日かウィンザー家の一員と恋に落ちるとは想像もしていなかっただろう。王族ではないとはいえ、彼女はデヴィッド・アームストロング=ジョーンズにとって申し分のないパートナーといえる。フランス南西部のプロテスタント系の家系に生まれた彼女は、不動産業界の大物ジャン=アンリ・ブリオン・ショパン・ド・ラ・ブリュイエールの娘であり、さらに航空業界の先駆者ルイ=シャルル・ブレゲの曾孫にあたる。パリとニューヨークで美術史を学んだ後、イザベルは1997年にクリスティーズへ入社した。その後、この名門オークションハウスで着実にキャリアを積み重ね、最高幹部の地位にまで上り詰めた。こうした仕事での成功によって、彼女はロンドン社交界の最も影響力のある人々が集うサークルへの扉を開くことになった。
デヴィッド・アームストロング=ジョーンズとの恋愛以前、イザベル・ド・ラ・ブリュイエールは別の男性と人生を共にしており、その関係のなかで息子をもうけている。ただし、その男性の身元は公表されていない。彼女は2024年、アート専門メディア「Artnet」のインタビューで息子について、「彼と過ごす時間は、かけがえのないものであり、言葉では表現しきれないものです」と語ったが、それ以上詳しく語ることはなかった。そうした姿勢からも、彼女の慎み深くプライベートを大切にする性格がうかがえる。しかし、ウィンザー家の一員として迎え入れられつつある現在、その状況も近いうちに変わるかもしれない。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Solene Delinger(madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi