ミッフィーが生誕70年って、知ってました?
Culture 2025.05.26
子どもの頃に愛用していたタオルハンカチは常にミッフィー。アニメーション第1期の日本での放送が1993年4月からだったとのこと、実は私の生まれ年だったとびっくり。第2シーズンが97年とのことなので、子どもの頃から近くにいた気がしていた理由がわかりました。そこから30年も経って改めて絵本を観ると、デザインのシンプルさ、潔いまでに鮮やかな単色の使い方に驚きます。そしてこんなにシンプルなのに、いざ描いてみようと思うと、案外バランスが難しかったり......。
そんなミッフィーちゃん、実は今年で生誕70年って知ってました? 1955年、原色も鮮やかに、余白を生かしまくった斬新すぎる絵本『NIJNTJE(ナインチェ)』がオランダで発売。日本では64年、福音館書店からほぼ直訳の『ちいさなうさこちゃん』のタイトルで発表。その後、講談社版が81年に発売された際、英語表記の「ミッフィー(miffy)」になったのだとか。ちなみにミッフィーという名前の由来、原作者のディック・ブルーナもよく知らないそうです......。
初期のミッフィー。結構デザインが違うことにびっくり。
今年は生誕70年ということで、実は盛り上がっているミッフィー界隈。
開催決定
-- 誕生70周年記念 ミッフィー展 (@miffy_70ten) December 23, 2024
2025年から「誕生70周年記念 ミッフィー展」が全国を巡回します。
開幕は4月23日(水)松屋銀座8階イベントスクエア。
詳しくは公式サイトでhttps://t.co/TE06bIDBdY#miffy70 #ミッフィー展 pic.twitter.com/l97UPkNlj9
4月からは『誕生70周年記念 ミッフィー展』が全国の巡回を開始。東京開催は残念ながら終わってしまいましたが、私の実家のある横浜は9月開催! いまから楽しみです。
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そして長崎のハウステンボスでは、6月21日のミッフィー生誕70年の記念日に合わせ、新エリア「ミッフィー・ワンダースクエア」のオープンも決定!

1987年に来日した原作者ディック・ブルーナが、ハウステンボスの前身となる長崎オランダ村を訪れたことが縁で、92年のテーマパークオープン時にはヨットや風車とともにミッフィーを描いたそう。
赤いスカーフと黄色い木靴を身につけ、オランダ国旗を手にしたオリジナルのミッフィーはハウステンボスのシンボルにもなってきました。ふたつのライドアトラクションのほか、レストランやカフェ、限定の商品もあるブティック、秋にはさらにもうひとつのアトラクションも追加予定!
70年、変わらないつぶらな瞳で世界を見つめてきたミッフィー。きっとこれからも変わらない彼女に、ぜひ会いに行ってみませんか?
神戸 2025年7月23日(水)~8月11日(月・祝) 大丸ミュージアム〈神戸〉
大阪 2025年8月14日(木)~9月1日(月) 大丸ミュージアム〈梅田〉
横浜 2025年9月13日(土)~11月4日(火) そごう美術館
名古屋 2025年12月6日(土)~2026年1月18日(日) 松坂屋美術館
以降も順次全国展開予定
https://miffy70.exhibit.jp/

フィガロJPカルチャー/グルメ担当、フィガロワインクラブ担当編集者。大学時代、元週刊プレイボーイ編集長で現在はエッセイスト&バーマンの島地勝彦氏の「書生」としてカバン持ちを経験、文化とグルメの洗礼を浴びる。ホテルの配膳のバイト→和牛を扱う飲食店に就職した後、いろいろあって編集部バイトから編集者に。2023年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。
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