華麗なフランス装飾の世界へ。篠原ともえが「ルネ・ラリック展」のためにドレスを制作。
Culture 2026.03.26
19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したフランスの工芸作家ルネ・ラリックの作品世界をめぐる展覧会「ルネ・ラリック展」が、2026年6月14日(日)まで石川県・金沢市の国立工芸館にて開催。また、本展覧会のアンバサダーを務める篠原ともえが、会場限定で放送される映像のナレーションも担当する。

「ルネ・ラリック展」では、自然の造形美と卓越した技が生み出したラリックのジュエリーの名作とともに、ガラスの透明感や色彩を生かした花瓶や香水瓶、カーマスコットなどこの時代を映し出した作品も展示。ラリックに先駆けて活躍したエミール・ガレやドーム兄弟など、同時代の工芸・デザイン作品もあわせて紹介される。


また、アンバサダーの篠原ともえは、ラリックの《花瓶 オラン》から着想を得てドレスを創作。今回の制作に関して、「時代の美意識を体現し、ジュエリーとガラスという2つの分野で花開いたルネ・ラリックの創造力は、ものづくりの喜びと尊さを静かに教えてくれる存在です。素材の魅力を追求し、自然の息づかいと光のきらめきを宿した作品たちは、時を超えてなお新鮮な驚きと感動を与えてくれます。今回は私自身もデザイナーとして、本展に展示される作品のひとつである《花瓶 オラン》に心を惹かれ、そこに宿る光の表情を布でかたちにできないかと考え、ドレスを制作いたしました」とコメント。本作品はダリアの花弁がやわらかく浮かび上がるガラスの表情を、南フランスの伝統であるキルトの技法"ブティ"をアレンジし、石川県で生産された生地によって制作。一つひとつ手作業で厚みを与えられた200を超えるパーツが、光を受けて静かに陰影を描き出し、ラリックの造形美が見事にファッションへと昇華されている。ドレスは展覧会内で空間と響き合う写真作品として展示。
アール・ヌーヴォーからアール・デコへと移りゆく時代の華やかなフランス装飾の世界に触れる、心輝くひとときを過ごして。
開催中〜2026年6月14日(日)
会場:国立工芸館
石川県金沢市出羽町3-2
https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/568/
photography: Machiko Horiuchi text: Yuki Kimijima






