【ロイヤルの謎】なぜシャルレーヌ公妃と娘のガブリエラ公女だけが「白い服」を着る特権を与えられているのか。
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する
「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。
データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
ローマ教皇レオ14世は3月28日、モナコ公国を訪問した。シャルレーヌ公妃と娘は「白の特権」の恩恵を使う一方、公家の他の女性たちは黒の服を着用した。

なにもかも常に白か黒か決められるわけではない。だがローマ教皇と謁見する際の服に関しては、はっきりしている。2025年5月8日にローマ教皇に選出されたレオ14世が2026年3月28日にモナコを訪問、モナコ大公のアルベール2世公は家族と共に出迎えた。準備を抜かりなく進めるよう、モナコの君主は細心の注意を払った。女性たちのドレスコードもそのひとつ。バチカンのプロトコルに従い、教皇に謁見する女性には黒のフォーマルな装いが求められるからである。
昨年、教皇レオ14世と面会したイギリスのカミラ王妃やヨルダンのラーニア王妃もこのルールを守っていた。では、「白の特権」とはいったい何で、誰が享受できるものなのだろうか。慣習によれば、服の色の選択は宗教によって規定される。そして白の特権(Il privilegio del bianco)の恩恵を受けられるのはカトリックの王妃だ。「この特権は教皇ピウス7世が在位した頃にさかのぼると考えられています。最初にスペイン王妃に与えられ、やがてローマに忠誠を誓う他の妃たちにも、感謝の印として拡大されました」と、ジャーナリストのフィリップ・ドロルムは「ポワン・ド・ヴュ」誌で説明している。

レティシア王妃、ベルギーのマティルド王妃をはじめ、8人の王妃が集結
このような伝統により、モナコのシャルレーヌ公妃は、白のドレスと同色のヴェールをまとって教皇レオ14世の前に姿を現し、娘のガブリエラ公女も母親を通じてこの白の特権の恩恵を受けることができた。11歳の公女は、丸襟の白いコートドレスを着用していた。

アルベール2世公の妻の他、カトリック教会の長の前で白を着用できるのは、以下の7人の王妃となる。すなわち、スペインのレティシア王妃、ベルギーのマティルド王妃、ルクセンブルクのステファニー新大公妃とその義母であるマリア=テレサ前大公妃、ベルギーのパオラ王妃、ナポリのマリナ公女、そしてスペインのソフィア前王妃だ。ただし、この白のドレスコードは義務ではないので、特権を用いずに黒の装いを選ぶこともできる。シャルレーヌ公妃は2022年7月に前教皇フランシスコと面会した際、黒の装いをしていた。
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- text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)