『ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル』が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催中。

Culture

視線を上昇させる、清々しい知覚体験。
『ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル』

建築家・青木淳と美術家リチャード・タトルによる二人展は、展示室からミュージアムショップまで美術館全体を包み込む、ひとつの作品としての空間だ。不規則に点在する神殿風の柱、巣を思わせるバスケット、半透明の紙を重ねた色の帯は、偶然性を生かして配置される。色そのものを光と影と捉える木漏れ日のような照明によって空間は表情を変えた。天窓に向かって上昇する視線は固定観念から解放され、「空(そら)」と「空(くう)」を往還する清々しい知覚体験に誘われる。

『ほぼ、空:青木淳 + リチャード・タトル』
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
050-5541-8600(ハローダイヤル)
開催中~9/23
開)11:00~18:30最終入場
休)月 ※9/21は開館
料)一般¥1,800
https://www.operacity.jp/ag/exh300/


  • text: Chie Sumiyoshi

*「フィガロジャポン」2026年10月号より抜粋