トランプ米大統領がホワイトハウスに戻ってから、1カ月のメラニア夫人の日常生活とは?
Celebrity 2025.02.28
雑誌「ピープル」は2月25日の記事で、これまでになく独立心の強いアメリカのファーストレディに関して政治関係者の証言を明らかにした。
ドナルド・トランプにとって2度目となる第47代大統領就任式でのメラニア夫人。(ワシントン、2025年1月20日)photography: Bloomberg / Bloomberg via Getty Images
彼女は自分のしたいことを、したいときにだけ行い、その頻度もごくわずか......これが、再びアメリカのファーストレディとなったメラニア夫人の日常を端的に表す言葉だ。その公務の内容は、依然として明確ではない。それも彼女が、ほとんど公の場に姿を見せないためだろう。
ドナルド・トランプが1月20日に大統領に就任して以来、メラニア夫人が公の場に現れたのはわずか2回だ。最初は、ホワイトハウスに戻って4日後、夫とともにノースカロライナ州とカリフォルニア州の被災地を訪れたとき。そして2回目は、2月22日の「ガバナーズ・ボール」でのことだった。この晩餐会では、彼女の装いにも注目が集まった。メラニア夫人は、夫と揃いの黒いジャケットをまとい、洗練された雰囲気で姿を現したのである。
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自由奔放でありながら控えめな存在
1カ月もの間、公の場に姿を見せないのは少ないように思えるかもしれない。しかし、雑誌「ピープル」に寄せられた政治関係者の証言によれば、それは「驚くべきことではない。なぜなら、彼女はもともとそういう生き方をしているから」だという。「メラニアは決して伝統的なファーストレディにはならない。それは彼女自身の本質とは異なるものだから」と、この関係者は説明する。さらに、「彼女には自分がやりたいことについて明確な考えがある」とも付け加えた。メラニア夫人は現在、「自身のプロジェクトの推進に取り組んでおり、そのために最近ホワイトハウスを訪れていた」という。また、この関係者によれば、「メラニアは自身のドキュメンタリーの撮影に非常に忙しくしており、それはホワイトハウスを含む複数の場所で行われた」そうだ。
ワシントンとは適度な距離で
ホワイトハウスに関する報道によれば、メラニア夫人は実際には公式な行事や自身の映画の撮影のためにのみホワイトハウスに姿を見せ、その他の時間は遠く離れているという。この情報は「ピープル」誌の報道でも裏付けられている。「ドナルドとメラニアはともにマー・ア・ラゴで生活し、ホワイトハウスにはそれぞれ専用の部屋を持っている。ただし、メラニアは自らの生活を送り、必要に応じてどこかでトランプと合流している」と、同誌の情報源は述べている。
ホワイトハウスを撮影の舞台として利用し、限られた場面にのみ登場するという状況は、2月3日に雑誌「ハロー!」が報じたファーストレディとしての「働く女性」というイメージとはかけ離れている。その特集では、メラニア夫人が空港の滑走路に立つ姿や、プライベートジェット内での業務、さらにはルブタンのハイヒールを履きSUVから降りるシーンが取り上げられていた。要するに、多忙で独立したファーストレディ像が描かれていたわけだが、その実態は「多忙」よりも「独立」の方が強調されるべきかもしれない。
From madameFIGARO.fr
text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi