トランプ大統領とメラニア夫人がまさかのお揃いコーデで登場!?
Celebrity 2025.02.26
アメリカのファーストレディは、夫の就任以来ホワイトハウスに姿を見せていなかったが、2月22日の国賓晩餐会でひっそりと気品溢れる復帰を果たした。
国賓晩餐会でのドナルド・トランプ大統領とファーストレディのメラニア夫人。(ワシントン、2025年2月22日)photography: Tierney L. Cross / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / Getty Images via AFP
まるでアメリカのファーストレディの公式ポートレートから抜け出してきたかのようだった。2月22日、ホワイトハウスで開催された国賓晩餐会で、メラニア夫人は夫のスタイルに寄せた装いを選び、さらに自身のイメージにふさわしいスタイルを披露した。シックで厳格な印象を与えるメラニア夫人は、ハイヒールを履き、シンメトリーなラペルが特徴的なかっちりとした黒いスモーキングジャケットを選んだ。ストレートカットのパンツ、そしてボタンを外した白いシャツがアクセントになっていた。このスタイルは、彼女が1月27日に自身のInstagramに投稿した公式ポートレートの装いを彷彿とさせるものだった。ポートレートは、夫の就任からちょうど1週間後に公開されたものである。
「このディナーを主催してくれたアメリカ合衆国のファーストレディに感謝の意を表したいと思います」と、トランプ大統領はその晩、出席していた州知事たちに向けて行った演説の中で語った。続けてこう述べた。「彼女はすべてが素晴らしいものになるように非常に努力してくれました。そして、彼女はそれがとても得意です」。メラニア夫人は、ファッションを通じてメッセージを伝えることにも長けている。彼女の着ていたジャケットもその一例で、彼女のスタイルを完璧に表現している。1月20日、彼女はトランプ大統領の就任式でバイカラーの帽子で大きな話題を呼んだ。そして今回、彼女は一見シンプルでありながらもその背後に強い意図が込められたスタイルを選んだ。
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控えめな強い女性リーダー
元モデルのメラニア夫人はこの服装で第一に、ファーストレディとしての圧倒的な権力を持ち、ほぼ手の届かない存在であることを印象づけている。これは、1月20日の大統領就任式の際に彼女が着用した黒と白のぴったりしたドレスでも見事に表現されていた。今回は、完璧に仕立てられたシンプルな黒いスモーキングジャケットを選び、ワーキングガールを象徴するような装いだった。
しかし、この服装は二重の意味を持っている。豪華さを排除したこのコーディネートは、ファーストレディとしての役割に対して、より控えめな立場を取る彼女の意図も表している。実際、このディナーの前、彼女は4週間もの間ホワイトハウスに姿を現していなかった。これはあえてのことで、昨年6月には、彼女がトランプ大統領と「24時間365日働くファーストレディでないこと」に合意したと「ページシックス」が報じていた。その「契約」は、今のところしっかりと守られているようだ......。
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From madameFIGARO.fr
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi