30年前のニューヨークでの激しい口論......キャロリン・ベセットとジョン・F・ケネディ・ジュニアの間に何が起こった?
Celebrity 2026.02.28

1996年2月、キャロリン・ベセットとジョン・F・ケネディ・ジュニアはバッテリー・パークで口論になった。その様子はパパラッチに撮影され、写真に収められ、のちに悲劇的な意味で広く知られることとなった。
それは、ひと組のカップルと、ひとつの指輪、そして一匹の犬の物語。舞台はニューヨークのバッテリー・パークだ。現在、シリーズ「ラブストーリジョン&キャロリン」がディズニープラスで配信されるなか、1999年に大西洋で起きた飛行機事故という悲劇的な最期を迎えた有名カップルの愛の物語が、再び注目を集めている。このラブストーリーが映像化される30年前、キャロリン・ベセットとジョン・F・ケネディ・ジュニアの姿は、すでに世界中を駆け巡っていた。だがそれは、1996年9月21日に行われた彼らの結婚式の写真ではなかった。実はその7か月前、1994年7月から婚約していた将来夫婦となるはずのふたりが、誰の目にも明らかな形で激しい口論を繰り広げていたのだ。そして、その場には、ひとりの「女性パパラッチ」がいた。
2月25日の朝、キャロリン・ベセットと、"ジョン・ジョン"の愛称で呼ばれていたジョン・F・ケネディ・ジュニアは、飼い犬の散歩のためにニューヨークの街へ出かけた。しかし、バッテリー・パークに足を踏み入れた途端、ふたりの間で次第に言い争いが激しくなっていた。木々や茂みの陰に身を潜めたパパラッチたちは、その口論の様子を映像や写真に収め始めた。
その中には、フォトグラファーのアンジー・コンケランもいた。彼女はのちに、その有名な写真を雑誌「ナショナル・エンクゥワイヤー」に売ることになる。「人々はあの口論はワシントン・スクエア・パークで起きたと言うけれど、実際は違います。彼らがいつも通っていたのは、海沿いにあるバッテリー・パークでした。当時、『ナショナル・エンクワイアラー』は、世間が彼らの居場所を特定できないように、あえてその事実を隠したのです」と、彼女はモーリーン・キャラハンの著書『Ask Not: The Kennedys and the Women They Destroyed(原題)』の中で語っている。
@esquirecolombia Con el estreno de la serie Love Story: John F. Kennedy Jr. y Carolyn Bessette, revivimos aquel momento que quedara para siempre en la historia. Cuándo la fachada del matrimonio perfecto, se derrumbó en el parque Washington Square
♬ original sound - antis_ocialking
その場面については、さまざまな証言が残されている。「激しいものだった」と語る人もいれば、Jジョン・F・ケネディ・ジュニアが涙を流す恋人に平手打ちをしたと主張する人、さらには彼女が将来の夫に浮気を問いただしていたと語る人もいる。だが、ふたりがなぜ口論になったのか、その本当の理由を知る者はいない。エンタメサイト「Radar Online」が報じたところによると、スティーヴン・M・ギロンは著書『America's Reluctant Prince: The Life of John F. Kennedy(原題)』の中で、次のように描写している。「ジョンは彼女の顔に指を突きつけて怒鳴っており、彼女は彼の首元にしがみついていた様子が映像に残っている」
さらに目撃者はこう証言している。「彼は左手で彼女の手首をつかんでいた。ふたりはもみ合っていた。彼の右手はふたりの間にあり、彼女を殴ろうとしていたのか、それとも自分を守ろうとしていたのかは分からない」
---fadeinpager---
写真で振り返る、キャロリン・ベセット=ケネディの人生
ファッションジャーナリストであり、アメリカの社交界でも注目を集めた人物、そしてジョン・F・ケネディ・ジュニアの妻でもあったキャロリン・ベセット=ケネディ。1999年7月、夫妻は自家用機の墜落事故により、ともにこの世を去った。その運命の軌跡を、写真とともに振り返る。
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
指輪の一幕
この口論の最中、目撃者やパパラッチが注目した決定的な仕草があった。無邪気に犬の散歩に出ただけのはずだったふたりだったが、ジョンは一瞬の隙を突き、ダイヤモンドとサファイアがあしらわれたプラチナの婚約指輪を、キャロリンの指から引き抜いたという。「彼はくるりと向きを変え、彼女がリードをつかんだその瞬間、彼女の手首をつかんで指輪を指から外した。その後、犬を取り戻そうとするそぶりを見せてよろめく。彼は怒りで真っ青になっていた」と、ステファニー・デ・オールの著書『Carolyn et John(原題)』(2024年)には記されている。映像には、その後、キャロリンが走り出し、将来の夫となるジョン・F・ケネディ・ジュニアの背中に飛びかかって制止し、指輪を取り戻そうとする様子が映っている。「でも最終的には、ふたりは言い争いをやめ、公園のベンチに並んで黙ったまま座っていました」と、その場に居合わせたフォトグラファーのアンジー・コンケランは振り返る。
その後、ふたりは公園の外へと移動し、歩道に座り込んだ。緊張は次第に和らいだように見え、キャロリンは最終的に指輪を取り戻した。「ジョン・F・ケネディ・ジュニアは公園の外の歩道に座り込み、両手で頭を抱えていました。その後も少し言い争いが続き、キャロリンの頬には涙が流れていました。やがてふたりはキスを交わしました」と、アンジーは続けて語っている。数週間後、キャロリンは、元恋人で俳優のマイケル・バーギンに、婚約指輪を確かに取り戻したと打ち明けたという。この口論は当時、別れを想像したファンたちを不安にさせたが、最終的にジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセットは、1996年9月21日、ジョージア州のカンバーランド島で結婚式を挙げた。それから3年も経たないうちに、ふたりは悲劇的な最期を迎えた。そして、口論の理由は、そのまま海へと消えていった。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi






