ヨルダンのラーニア王妃の影響で有名になった フランスのバッグブランドとは?
Celebrity 2026.03.02

2月22日(日)、アルバニアのバイラム・ベガイ大統領を迎えた際、ヨルダンのラーニア王妃は、Nodie's(ノディーズ)のバッグを手にしていた。

アルバニアのバイラム・ベガイ大統領とその妻であるアルマンダ夫人を迎えたヨルダンのラーニア王妃。(アンマン、2026年2月22日)photography: Balkis Press/ABACA
ロマン=シュル=イゼールに拠点を置く小さなブランドのクリエイションが、どうしてヨルダン王宮にまで届いたのだろうか。2月22日、ラーニア王妃と夫のアブドゥッラー2世は、アンマンにあるアル・フセイニヤ宮殿で、アルバニアのバイラム・ベガイ大統領とその妻であるアルマンダ夫人を迎えていた。この日、エレガンスと洗練されたスタイルで常に注目を集める王妃は、ドレスに合わせたブルーの小さなバッグを手にしていた。そのモデル「コモ(Côme)」は、フランスのブランドNodie'sが手がけたもので、拠点はロマン=シュル=イゼールにある。実は、王妃がこのブランドのアイテムをコーデのアクセサリーとして用いるのは、これが初めてではない。2025年3月にも、断食明けの食事であるイフタールの席で、「リコニック(L'Iconique)」と名付けられたバッグを携えて姿を見せていた。
では、このドローム県で誕生したブランドに、王妃はどのようにして関心を持つようになったのだろうか。創設者のティーヌ・コラールは、「パリ・マッチ」の取材に対し、そのきっかけは王妃のパーソナルショッパーにあったと語っている。「彼は以前から私たちの活動を追ってくれていて、私たちのストーリーをとても気に入っていました。心から応援したいと思ってくれていたのです。すべてはそこから始まりました」と彼女は説明する。
さらにこう続けた。「数週間にわたってやり取りを重ねたあと、パーソナルショッパーから『王妃はあなたたちの作品をとても気に入っています。特にふたつのバッグが強く心に残ったようです。ブランドをしっかり知ってもらうために、ひとつ贈ってみてはどうでしょう』と言われました。」こうして2025年3月、そのバッグはラーニア王妃の手に携えられて公の場に姿を現した。この出来事は、Nodie'sにとっても、大きな注目と素晴らしい宣伝効果をもたらすことになった。

Nodie'sのバッグ「コモ」を身につけているラーニア王妃。(アンマン、2026年2月22日)photography: Balkis Press/ABACA
フランス発、そしてエコ志向
「Nodie'sは2019年7月に誕生した」と、創設者のティーヌ・コラールは2022年にメンズファッションサイト「L'homme tendance」の取材で語っている。「高級レザー業界で9年間働いた後、私は本質に立ち返りたいという思いと必要性を感じました」と彼女は述べ、以前から"メイド・イン・フランス"に強い関心を抱いてきたことも明かした。「生産の国内回帰、フランス製造、エコデザイン、そして手の届きやすさは、私たちのブランドにとって欠かせない価値となりました。」そのため彼女は、大手フランスのタンナーから仕入れたアップサイクルレザーに加え、サーモンなど消費廃棄物由来の素材も取り入れて、バッグを制作している。

イフタールの席でNodie'sのモデル「リコニック」を身につけているラーニア王妃。(アンマン、2025年3月12日)photography: Balkis Press/ABACA
こうしてNodie'sは、全レザーコレクションにおいて「フランス産保証」の認証を取得した、唯一のレザーグッズブランドとなった。デザインについては、創設者が新しいモデルを考案するたびに、常に3つの条件を自らに課しているという。それは「ミニマルなデザイン」「実用性」「ジェンダーレス」である。「そうすることで、ひとつでも完成する中性的なアイテムが生まれ、アーティスティックな要素とも自然に組み合わせることができます。日常のさまざまなシーンにフィットし、シンプルで環境に配慮したつくりで、価格も手に取りやすくしています」と、彼女は「L'homme tendance」の取材に語っている。フランスブランドとして大切にしているこうした価値観は、ラーニア王妃の心も捉えたようだ。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi






