ヨルダンのラーニア王妃、55歳の誕生日を記念して公開された写真が話題に!
Celebrity 2025.09.02
8月31日に55歳となったラーニア王妃の新しいポートレート写真がヨルダン王室から発表された。
55歳の誕生日を迎えたラーニア王妃の新しいポートレート写真。(アンマン、2025年8月29日)photography: Balkis Press/ABACA
写真が撮影されたのは誕生日直前のこと。写真の中のラーニア王妃は腕がすっぽり隠れてしまうほど袖の長いブルーのドレス姿で晴れやかな笑顔を見せている。これは2025年8月31日にヨルダン国王アブドゥッラー2世の妻が55歳の誕生日を迎えたことを記念して、ヨルダン王家が発表した新しい王妃のポートレート写真だ。王妃が宮殿の階段を上がりながらアーチの下を通る瞬間を捉えている。身体は横を向いているが視線はカメラに向けられ、いつもの笑顔で人々を魅了する。しなやかなブルーのプリーツドレスはとても長い袖が印象的だ。通販サイト「ファーフェッチ」によれば、これは「ソレイスロンドン」のAdamiマキシドレスで、キモノから着想したデザインだそうだ。フセイン王子(31歳)とハシェム王子(20歳)の息子2人に、イマン王女(29歳)、サルマ王女(24歳)の娘2人の母である王妃はアクセサリーもつけず、軽やかでエレガントなドレス姿が実に美しい。
夏に祝うこと
ラーニア王妃には夏の間に2回のお祝いがある。ひとつはもちろん自分の誕生日。これに先立つ6月には結婚記念日がある。結婚したのは32年前のこと、アンマンのザハラン宮殿で式は行われた。だが当時、彼女はヨルダン王妃になる運命ではなかった。フセイン1世が在位しており、後継者として国王の実弟モハメド・ビン・タラール王子が指名されていたからだ。ところがフセイン1世は1999年2月7日に亡くなるわずか13日前、継承順位を急に変更し、息子アブドゥッラー2世を次期王として指名した。
夫が国王となって以来、ラーニア王妃は新たな役割に真剣に取り組んできた。女性の地位向上に尽力し、女性の自立支援やフェミサイド(女性殺害)に対する闘いを続けている。2004年には、「フォーブス」誌が発表した「世界で最も影響力のある女性100人」で第13位に選ばれ、中東で最も影響力のある女性のひとりとなった。多くのアラブ諸国では国王の妻が公務をこなすことは想定されていない。そんな中でラーニア王妃は例外的な存在である。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)