「ファラオの風格?」王族たちの大エジプト博物館開館式典での装いが話題に。
Celebrity 2025.11.10

ギザのピラミッド近くにグランドオープンした博物館の開館式典は、多くの王族貴族の出席を得て華やかにおこなわれた。

大エジプト博物館の落成を記念した集合写真。(エジプト、2025年11月1日)photography: DPA/ABACA
2025年11月1日は人々の記憶に残る日となった。この日、エジプトのカイロで大エジプト博物館(GEM)が全面オープンしたのだ。市中心部にあり、ギザのピラミッドからも近い。考古学博物館としては世界最大規模であり、所蔵品は10万点超、そのうち半数が一般公開されるという。総面積は50万平方メートル、完成までに20年の歳月と10億ドルを超える巨額の費用を要した。専門家育成と資金援助で多大な支援をおこなったのは日本だ。
待望のグランドオープンにあたり、開館式典が華々しくおこなわれた。ヨルダンのラーニア王妃とサルマ王女、スペイン国王のフェリペ6世、デンマークのメアリー王妃、ルクセンブルク大公、モナコ大公のアルベール2世など各国の王族が一堂に会し、新たな文化の殿堂の誕生を祝った。博物館そのものも素晴らしかったが、招待客の洗練されたファッションにも注目が集まった。
ファラオの風格
多くの出席者が落ち着いた色合いのクラシックな装いを選ぶなかでヨルダンのラーニア王妃はいつものように完璧にエレガントなスタイルで際立っていた。アブドゥッラー2世の妻が着ていたのはドルチェ&ガッバーナの赤いミディ丈ドレープドレスだった。クリスチャン ルブタンの白いパンプスとボッテガベネタのバッグを合わせている。王妃のスタイルは単に華やかであるにとどまらず、腰回りのプリーツは古代エジプトの男性の腰布(シェンティ)を、身体に沿うラインは古代エジプトの上着(カラシリス)を連想させるものだ。隣のサルマ王女も注目を集めた。より控えめながらも、アライアの黒のミディ丈スリットドレスに、ジェニファー チャマンディのゴールドストラップポインテッドトゥサンダル、そしてフェンディのバッグ。ラーニア王妃はInstagramに母娘ツーショットを投稿し、「最愛のサルマとともに、楽しい時空の旅」とコメントした。
-- ChristinZ (@ChristinsQueens) November 2, 2025
Michael Alesi // @palaismonaco pic.twitter.com/UtILZV6aUB
デンマークの国王、フレデリック10世は欠席したが、メアリー王妃が単身で出席。ジマーマンのレースのセットアップは柔らかなミントカラー、バックスリット入りのペンシルスカート「ナチュラ」に揃いのトップスを合わせたもの。Lin8のバッグとジミーチュウのラメメッシュパンプス「Love 100」を組み合わせて洗練されたスタイルを完成させていた。華やかな式典を終えたメアリー王妃は、翌朝の午前6時にギザ高原のスフィンクスの像に立ち、しばしカイロを眺めていたそうだ。公務に戻る前の瞑想と憩いのひとときだったのだろう。
大エジプト博物館開館式の王族たち
ギザのピラミッド近くにオープンした大エジプト博物館(GEM)の開館式に、各国の君主たちが華やかに集った。












From madameFIGARO.fr
text: Lou Revel (madame.lefigaro.fr)





