「マエストロ」をテーマに美学を継承した、エンポリオ アルマーニ2026-27秋冬コレクション。
Fashion 2026.03.11
2025年に他界したジョルジオ・アルマーニの姪、シルヴァーナ・アルマーニと長年アルマーニのパートナーであったレオ・デル・オルコによる初のコレクションを発表したエンポリオ アルマーニ。

photography: ©SGP
最新コレクションでは、これまで培ってきた「マスキュリンとフェミニンの対話」というアルマーニの美学を継承しつつも、規律と自発性、クラシシズムと個性、抑制と自由が軽やかに響き合う、新しい世代に向けたモダンで自由なスタイルに刷新した。


今季のテーマは「マエストロ」。"指揮者を目指す学生が集う音楽学校"を舞台に、英国らしさが宿るテールコートやタイをきちんと締めたウエストコートなど、グレートーンのトラディショナルな装いからスタート。音楽家を思わせるブラックのフォーマルルック、端正なショルダーラインが際立つスーツ、軽やかに躍動するトレンチコート、12名が連なって登場した白シャツルックのフィナーレまで、シンプルで現代的な印象をもたらした。




この新体制で特に注目したいのは、"デイリーカジュアル"の要素。これまで目立っていたスパンコールなどの華やかな装飾物などはそぎ落とされ、ヴィンテージムード漂うレザージャケットやデニム、リラックス感のあるブルー&レッドのボーダーニットに、くしゅっとたゆませたレッグウォーマーなど、これまでにないカジュアルかつ日常的に着られるアイテムが新鮮だった。


決してアルマーニ氏への敬意は忘れることはない。だが、世代交代を迎えフレッシュなアイデアでより都会的なスタイルに昇華された新生エンポリオ アルマーニからは今後も目が離せない。
photography: Courtesy of Giorgio Armani, Spotlight
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