ディオールの生まれ変わった「ブック トート」とは? 【新名品図鑑#3】
デザイナー交代を機に、各メゾンの長い歴史を持つ名品がアップデート。ブランドの現在地を映し出す、永く愛せる新作アイテムとは? 今回はジョナサン・アンダーソンが刷新したディオールのトートバッグをご紹介。
ディオールのトートバッグ
読書家であるマリア・グラツィア・キウリが書店で使われるトートバッグから着想を得て考案した古典文学作品の装丁にオマージュを捧げたデザイン。上から、ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ著『危険な関係』(1782年)、ブラム・ストーカー著『ドラキュラ』(1897年)、フランソワーズ・サガン著『悲しみよこんにちは』(1954年)。初版のフォントや装丁の色使いも反映。バッグひとつにつき36~40時間かけて200万針以上の刺繍ステッチが施されている。「ディオール ブック トート」は、2018年春夏 コレクションで登場すると瞬く間にメゾンを象徴する存在となった。1967年にマルク・ボアンが発表した「ディオール オブリーク」を再解釈したジャカードキャンバスに、〈CHRISTIAN DIOR PARIS〉のシグネチャー刺繍を施したデザインが定番として親しまれてきたが今季、ジョナサン・アンダーソンが刷新。メゾンを象徴する椅子と共鳴する白いメダリオンや、ムッシュディオールの花への情熱を思い起こさせるバターカップの刺繍などに加え、古典小説のブックカバーをモチーフに、名品に新たな物語を与えた。

- ハンドルは従来の丸まったロープ状から持ちやすいフラット状にアップデート。ミニ、スモール、ミディアムサイズには取り外し可能なワイドのショルダーストラップが付属し、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、クロスボディバッグとして使用できる。
- 古典文学作品の装丁にオマージュを捧げたデザイン。上から、ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ著『危険な関係』(1782年)、ブラム・ストーカー著『ドラキュラ』(1897年)、フランソワーズ・サガン著『悲しみよこんにちは』(1954年)。初版のフォントや装丁の色使いも反映。バッグひとつにつき36~40時間かけて200万針以上の刺繍ステッチが施されている。
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クリスチャン ディオール
0120-02-1947(フリーダイヤル)
https://www.dior.com/ja_jp/fashion
- photography: Takehiro Uochi (TENT)
- styling: Michie Suzuki
*「フィガロジャポン」2026年4月号より抜粋