梅雨入り目前、いますぐキッチンから処分すべき4つのアイテム。
Lifestyle 2025.05.23
梅雨入り目前、より衛生的なキッチンが求められる時期だからこそ、いますぐ手放すべきアイテムをリストアップ!
梅雨が本格到来する前に、心をリフレッシュして、キッチンの収納スペースを整理整頓しよう。細菌の温床となりそうなスペースを掃除して、健康に有害な製品を処分。そうして整えられた衛生的なキッチンは、健康的な食生活の基盤になるはずだ。いますぐキッチンから取り除くべき4つのアイテムをチェックしよう。
プラスチック製の調理器具
お玉、フライ返し、スプーン、泡立て器......。もし調理器具がプラスチック製ならば、処分しよう。なぜなら健康への悪影響が考えられるから。2024年10月に『Chemosphere』誌に掲載されたアメリカの研究によると、プラスチックの調理器具の一部は、火災の発生を防ぐために使用される難燃剤によって汚染されている可能性があるという。研究の専門家によると、これは「懸念される」レベルの存在であり、「発がん性、内分泌かく乱、神経毒性、生殖および発達への毒性」に関連する健康問題を引き起こす可能性があるという。この研究の主執筆者であり、Toxic-Free Future協会の科学責任者であるメーガン・リウ氏によると、ステンレス製の調理器具の使用が好まれるとのことだ。
傷んだまな板
木製でもプラスチック製でも、まな板は使用後に必ず乾かして清潔に保つことが重要である。しかし、年月が経つにつれて、ナイフの切り込みが生じたまな板には、切り口に細菌が巣食うようになるという。「白いまな板は、ポリエチレン(石油由来のプラスチック)でできていますが、摩耗しやすく、汚れが付きやすい傾向があります」と、食品安全の専門家オリヴィエ・ブトゥ氏は、以前の記事「キッチンの隅々に細菌が繁殖している」で述べている。そのため、選ぶなら木製のまな板がいいだろう。木製は人間工学的にも優れているからだ。メンテナンスに関しては、専門家は洗剤を使わずに水で洗うことを推奨している。「強力な洗剤だと木材に浸透して傷めるリスクがあるためです」
損傷したフライパン
フライパンに歪み、ひび、傷が見られる場合は、迷わずすぐに捨てるのが正解だ。これは、料理と健康の実践に関する研究者であるフィリップ・プイヤール氏のアドバイスだ。彼は「フライパンで犯してはならない調理のミス」に関する記事でも詳しく説明しているように、ヘラやナイフで傷ついたテフロンコーティングは高温によって「発がん性物質」を食品に放出するという。フライパンは厚底のステンレス製か鋳鉄製、または新しいセラミックコーティングの製品に置き換えるのがいいだろう。
不要な家電製品を整理する
あなたの任務は、簡単なスープを作ることだった。しかし、食器棚からハンドブレンダーを取り出そうとした瞬間、誤って手を滑らせてしまい、2004年の購入以来、埃をずっと被っていた取っ手のないカップやフードプロセッサーなどの家電製品が次々と落ちてきては、大騒ぎになるかもしれない。家電製品がそこにある限りは避けられない事態だろう。だからこそ、不要になった古いラクレットマシンやコーヒーメーカーをいまこそ手放し、それらを必要とする誰かの幸せに役立てるといいだろう。それが、楽しく安心して料理を楽しむための下準備になるのだから。
From madameFIGARO.fr
text: Alexandra Marchand (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto