大人気のスイーツの祭典が今年も開催! 今回は「サントノレ」をテーマに過去最大の310店が参加。
Lifestyle 2025.06.27
今年で5年目となるスイーツの祭典「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2025」が7月1日から開催。
今回のテーマは「サントノレ」。サントノレは、19世紀にパリのサントノーレ通りにあるパティスリー、シブーストで当時のパティシエ、オーギュスト・ジュリアンによって生み出されたとされるフランスの伝統菓子。土台にはサクサクのパイ生地とシュー生地が使われ、縁にはキャラメリゼしたプチシューを飾り、中央にはカスタードクリームやクレーム・シブーストなどの軽やかなクリームがたっぷりと詰まっている。いまでもフランスのパティスリー文化を象徴する存在として、多くのパティシエに愛され、現代的にアレンジされながら受け継がれている。
北海道から沖縄まで全国から参加する310店は、有名パティシエのお店から地元の人にも愛される名店、高級ホテルのスイーツショップなど多彩な顔ぶれ。フィガロジャポンの注目は、パリ発のショコラ専門店、ル・ショコラ・アラン・デュカスの「サントノレ・ショコラ」だ。伝統的なこのフランス菓子をショコラの世界観で再構築し、エグザ(六角形)、エレガンス、夏、グルマンド(美食)というキーワードをもとに新たなサントノレを表現している。期間中に各参加店が趣向を凝らしたサントノレを食べ比べるのも楽しそう。

また、イベント期間中には昨年好評だった「スイーツ名言&推し活」企画を実施するほか、インスタグラムのフォトキャンペーンも同時開催。さらに、令和6年能登半島地震による被災地支援のための「北陸支援企画」に加え、新たに「子ども食堂への支援活動」にも取り組む。子ども食堂での活動には、中野と恵比寿にあるパティスリー レザネフォールのオーナーでもある菊地賢一シェフが参加し、お菓子の楽しい話をしながら子どもたちにサントノレを振る舞う予定。こうした活動にもぜひ注目して。

text: Natsuko Kadokura