【篠原ともえ連載Vol.22】90年代にデザインした「シノラーファッション」ロンドンにて展示。

イギリス・ロンドンにあるサマセット・ハウス エンバンクメント・ギャラリーで開催中の『CUTE』展にて、わたくし篠原ともえが90年代にデザイン・着用していたシノラーファッションの衣装＆アクセサリーや当時のグッズが、ポップカルチャーをご紹介する一角に展観されることになりました。

Installation photo: David Parry PA

この『CUTE』展では、その名の通り"カワイイ"をテーマに、ファッション、アートを中心に、おもちゃやビデオゲーム、音楽など、シーンにおけるその文化現象を取り上げており、心揺さぶる「CUTE」という感情が持つ魅力を解き明かし、"カワイイ"カルチャーの可能性を探り、体感する展覧会。

Installation photo: David Parry PA

"カワイイ"とは世界でどのような力を持っているのだろうか？テーマに基づいた30名以上のアーティストが世界各国から参加しており、現地メディアでもトピックとして取り上げられ、盛り上がりの様子がうかがえます。
「The Evening Standard」
「Time Out」
「The Guardian」

実は私がはじめてロンドンに訪れたのは18歳の時。なつかしい思い出の一枚の写真もご紹介しましょう。

1997年に撮影した一枚。自分なりにコーディネートしたスタイルで町中を巡り、そのカルチャーを全力で楽しみました。時を経て、10代の頃に夢中でデザインし創作した作品が海外の方に見てもらえる機会をいただだくことはとても光栄であり、つくることを続けている今の活動にも大きな喜びを与えてくれます。

『CUTE』展の会場となるSomerset House（サマセットハウス）は、18世紀に建てられたイギリス・ストランド地区にある大規模な建築物。その建物内にはさまざまな行政関連機関や芸術・教育関連機関が備わっており、コンテンポラリーアートも堪能できる、ロンドン観光では是非訪れていただきたい場所です。

是非この機会に世界中から集結したCUTEな空間を、会場でお楽しみください！