ロンシャン

創業者はジャンとルネ・キャスグラン夫妻。ブランド名とロゴは、フランス上流階級の社交場として発展し、世界で一番美しいと称される、ロンシャン競馬場に由来する。1948年、パリでジャンが父親からタバコ屋を継ぎ、高品質の皮革を使用した高級喫煙具を販売したことからスタート。職人がパイプにハンドステッチレザーを巻いた世界初のラグジュアリー革巻きパイプを製作したことで一躍有名となり、タバコケースからパスポートケースなどの旅にまつわる皮革製品まで多角的に展開するようになる。1960年にオルリー空港内に旅行かばんを販売するショップをオープン。1960年代の終わりには100カ国以上で事業を展開するまでに成長し、エルヴィス・プレスリーなど世界を股にかけるセレブリティがロンシャンを愛用するなど、世界中から愛される存在へと発展した。

1970年代には女性向けバッグのデザインを始め、フランスのサヴォアフェールが宿る1993年に「ル ロゾ」やレザーとナイロン素材が出逢った「ル プリアージュ® 」を発表。日本の折り紙にヒントを得た「ル プリアージュ®」は軽量でコンパクトに折りたためる機能美とパリのエスプリが込められたデザインで一世を風靡する。1995年、創業家3代目のソフィ・ドゥラフォンテーヌがクリエイティブ・ディレクターに就任し、2006年にはプレタポルテがスタート。サステナブルな取り組みに力を入れており、2021年に再生素材を活用した「ル プリアージュ® グリーン」、2022年にアトリエに眠っていた余り素材がバッグに生まれ変わる「リプレイ」をローンチ。2023年にはメゾンで使用されるあらゆる合成繊維をすべてリサイクル由来、またレザーはLWG認証レザーに代替、製造と輸送時に発生する二酸化炭素排出量の削減に努めている。フランス セグレに構えるアトリエを拠点にクラフトマンシップを重んじ、2007年以降、フランス政府により無形文化財企業に認定されている。ロンシャンのミューズはいまこの瞬間をパリで生きる“現代のパリジェンヌ”、そしてケイト・モス、アレクサ・チャン、ケンダル・ジェンナーら。家族経営企業として経営は創業者一族が代々担っており、現在は創業者の孫にあたるジャン・キャスグランが最高経営責任者を務めている。
ロンシャン公式サイト

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