ノルウェーのメッテ=マリット王妃の弟、学生60人から詐欺で訴えられる。
ノルウェーのホーコン8世国王の妻であるメッテ=マリット王妃が、新たな家族のスキャンダルに直面している。今度は、王妃の兄エスペン・ホイビーが、自身の学校であるパイロット・フライト・アカデミーの学生60人に対する詐欺の疑いで訴追されている。

メッテ=マリット王妃に新たなスキャンダルが浮上した。王妃にとって、今年はとりわけ過酷な一年となった。肺線維症のため、肺移植手術を受けるべく年初に入院したほか、億万長者で性犯罪者のジェフリー・エプスタインと親密な関係にあったとの疑惑も浮上した。さらに、息子のマリウス・ボルグ・ホイビーが暴行や強姦の罪で今年6月に禁錮4年の判決を受け、息子が転落していく姿を目の当たりにせざるを得なかった。そして今度は、ノルウェーの放送局NRKが報じたところによると、王妃の兄もまた司法当局の追及を受けることになった。
25万クローネ
エスペン・ホイビー(67歳)は、旅客機のパイロットであり、教官も務める人物で、2007年にノルウェー南部のサンデフィヨルドで共同設立された、学費の高い名門飛行学校「パイロット・フライト・アカデミー」の運営責任者でもあった。同氏は現在、かつての教え子約60人から詐欺の疑いで訴えられている。同校は2025年に経営破綻し、約40人の従業員が解雇されたほか、260人近い学生が突然、訓練を受ける場を失った。ノルウェーの放送局NRKによると、学生のうち60人が同校を相手取って訴訟を起こすことを決めたという。彼らは25万ノルウェークローネ(約426万円)を支払ったと主張しており、現在、返金または損害賠償を求めている。
学生を代表する労働組合「Parat」によると、パイロット・フライト・アカデミーの運営陣は、学生の入学前に、同校が抱えていた財政難を意図的に隠していた疑いがある。今回の訴訟で主な対象となっているのは、メッテ=マリット王妃の兄エスペン・ホイビーと、同校のCEOであるペール・ミカエル・エリクソンだ。弁護士のシグルド・カンベスタは、ノルウェー放送協会(NRK)に対し、「エスペン・ホイビーが意思決定を行っていた」と説明している。一方、両氏の代理人を務めるクリストファー・オーセボー弁護士は、「今回の訴訟には、事実にも法律にも、何ら根拠がない」と主張し、依頼人たちは訴訟によって何ら不利益を被ることなく終わるとの見方を示した。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
- text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)
- translation: Hanae Yamaguchi