スキンケア、ベース、メイクアップ。春の透明感、どうつくる?
Beauty 2025.03.02
明るく軽やかな春のモードに着替えたら、肌も"衣替え"のタイミング。スキンケア、ベース、メイクアップ、それぞれ賢く"レイヤード"して、ふんわりとした光を放つ、くすみ知らずの肌を手に入れて。
お話を伺ったのは......
髙瀬聡子先生
皮膚科医・ウォブクリニック中目黒総院長
丁寧なカウンセリングによる美容施術と、確かなスキンケア指南に定評がある。女優やモデル、美容関係者からも信頼が篤い。
https://wove.jp/
水野未和子
メイクアップアーティスト
その人だけが持つ唯一無二の魅力を引き出す"ディファインメイク"を提案。自身のブランド「define brush」も手がける。
@mizuno.miwako
ペールトーンのパステルカラーに、肌がほんのり透ける軽やかなレース、シフォン、ラッフル素材......。エアリーで繊細な春夏のトレンドを着こなすには服に負けない"透明感"にあふれた肌が必須。
「透明感のある肌とは、たとえて言うなら、"澄み切って輝く湖"です」と皮膚科医の髙瀬聡子先生。
「そんな湖のように、濁りがなく、水で満たされた表面と、奥の奥まで覗けるほどクリーンに整った内部の環境が揃ってこそ、クリアな輝きは生まれるもの。だから肌の透明感は、表面を磨き潤すケアと、自ら"透ける力"を発揮できる健やかな内部に整えるケアの両輪で"レイヤード"していくことが必要なのです。角質管理、水分補給、メラニン対策など、さまざまな透明感を握る要素の中で、いまある肌の曇りがどこから来るものなのか見極めつつ、適材ケアを選んで重ね合わせていけば、透明肌は必ず手に入ります」
では、スキンケアのレイヤードでつくる透明感をベースやメイクで生かすには?メイクアップアーティストの水野未和子曰く、「そもそもベースメイクは、素肌の質感や、自然なツヤといった、肌の"表情"を最大限に引き出し、生かすもの。だから肌にのせるアイテムは最小限に、色よりも光を重ねていくイメージで。仕上げに、血色カラーのメイクアイテムでヘルシーな透明感を強化します」
これらを踏まえ、"透明感をつくるレイヤード"をレベル1~3で解説。重ねるほどに、クリアに輝く9ステップを参考に!
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Level One 透明感を「引き出す」レイヤード
汚れを落とし、角質を脱ぎ、水分を巡らせる。透明感を「引き出す」スキンケアのステップは?
透ける肌への第一歩は、不要なものを取り除き、上質な水分をたっぷり補給する、基本の見直しから。最新アイテムでより穏やかに、より潤わせよう。>>Read More
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Level Two 透明感を「育てる」レイヤード
くすみを払い、透明感を「育てる」ブライトニング&UVケアのコツは?
クリーンアップされた肌に水分が巡り出したら、いよいよこの春のブライトニングケアの出番。最新技術の粋を重ねて、"透ける力"をコツコツ育成。>>Read More
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Level Three 透明感を「引き立てる」レイヤード
メイクで肌の透明感を「引き立てる」。プロが教えるひと手間で、ワンランク上の仕上がり!
スキンケアで高めた素肌の"クリア印象"を、ベース&メイクアップによる技ありレイヤードで強化。計算し尽くされた光と色で、透明印象をもうひと押し。>>Read More
*「フィガロジャポン」2025年4月号より抜粋
photography: Satoshi Yamaguchi editing: Chino Hara