「シワが増える」「健康にも悪影響」。医師が教える、最悪な寝姿勢とは?
Beauty 2025.03.06
ラジオ局「RTL」の番組で、医師のジミー・モハメドが、私たちの肌と健康に最も悪い「寝る体勢」を明かした。
photography: FreshSplash / Getty Images
良質な睡眠、それは美しい肌を作るための鍵のひとつ。事実、肌が活性化し、再生するのは私たちが眠っている夜の間なのだ。もちろんそれは、充分な睡眠時間や最適な姿勢など、条件が整っていればの話。
もしも、寝る姿勢が適切でない場合、逆効果になり、肌の老化を早めることにも繋がる。2月15日に放送されたRTLのラジオ番組で、医師のジミー・モハメドは、「最悪な体勢はうつぶせです」と語った。「うつぶせで寝れば寝るほど、顔が枕に埋もれ、シワを作るリスクが高まります」
その心配はZ世代やミレニアル世代にとって深刻で、彼らは対策として、シルクの枕カバーを買っている。セレブの寝室でもSNS上でも、シルクは保湿性を保ちながら、肌や髪との摩擦を軽減すると絶賛されている。
うつぶせ寝の問題は、肌の若さを損なうだけでなく、健康にも影響を及ぼしかねない。「『円錐角膜』という角膜の病気のリスクが高まります」とモハメドは言う。「うつぶせで寝ることで、目の周りの摩擦が生まれ、結果的にこの病気のリスクが高まるのです」と説明する。
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理想的な姿勢
それでは、最適な睡眠と健康維持のために良い寝方とは? 「アメリカの心臓専門医は、心臓にとって最も良いのは、右を下にして寝る姿勢だと言っています」とモハメドは説明する。「心臓は左側に少しずれているので、右側を下にする方が、心臓への負担は減り、静脈の環流が良くなるのです」。心臓病を抱える患者は右側を下にするほうがよく眠れると言われているという。
だが、「妊娠中などは、逆に左側を下にして寝る方が心臓への負担が減る」という。また、胃から逆流しやすい人は、左を下にして寝るようモハメドは勧める。そうすることで、逆流を抑えられるのだという。
From madameFIGARO.fr
この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr) translation: Shion Nakagawa