Paris City Guide - Master Visit

サックス・パリのボート、セーヌ河上で優雅なクルージングタイムを。

2026.06.03

パリジャン・ラグジュアリー・ライフをうたうパリ7区のホテルSax Paris(サックス・パリ)。そのホスピタリティの一環として、セーヌ河にサックス・ボートが登場した。パリのホテルが所有する初のプライベートボートである。環境に配慮したエレクトリック・ボートでセーヌ河での極上の時間、それはホテル滞在者以外でも予約すれば経験できるというのは朗報では?

木素材が美しいサックス・ボートでエレガントなセーヌ河クルージングを。photography: RaphaelMetivet

旅の出発点はホテルで、木製の美しい8名用(スタッフ含む)の小型ボートが待つセーヌ河岸までマイバッハで送られる。利用時間やサービス内容については様々なオプションが用意されているが、クルージングの基本はシャンパン1本とカナペ(サレとシュクレ)のセット。60分で950ユーロ。この金額は2名用で、追加人数については1名150ユーロをプラスする計算だ。例えば仲間4名で利用した場合、この格別に優雅なクルージングの料金は一人312.50ユーロとなる。セーヌ観光船のバトー・ムーシュより少しゆっくりの速度でセーヌ河を遊覧。パリを発見する新しい方法では?

パリ7区のホテルからマイバッハでパリの左岸を抜けて、サックス・ボートの停泊地まで。photography: Mariko Omura
爽やかな川風に吹かれてシャンパンで乾杯! photography: Mariko Omura

ルーヴル宮やノートルダム寺院など観光スポットの眺めも楽しめ、また6月6日から28日までアーティストのJRによるインスターション『ポン・ヌフの洞窟』の舞台であるポン・ヌフ橋を他の地点からとは異なるアングルで見ることができる。こうした眺めだけでなく、セーヌ河岸での時間を楽しむパリっ子たちの光景もチャーミングだ。ピクニックやダンスに興じるグループ、犬の散歩をする飼い主、一人でのんびり……セーヌにかかる橋の建築と装飾を間近に観察するチャンスもある。

ポン・ヌフ。クリストによる梱包から40年が経過し、2026年はJRが中を人々が歩ける洞窟のインスタレーションを開催。
セーヌ河にかかる橋はひとつずつ建築時期も異なれば、装飾も異なるため個性の競演だ。photography: Mariko Omura
セーヌに浮かべたペニッシュに住まう人々の暮らしを垣間見たり、夕方に河岸に集まり踊る人々の姿に拍手を送り……。photography: Mariko Omura

二人で、あるいは仲間や家族と一緒にボートで体験する時間と内容は様々用意されている。朝食、1日のデイツアー、日没アペリティフ……これらは80分で1,200ユーロ(2名)。こちらも人数追加料金は1名150ユーロ。ピクニック、アフター・パーティ……これらは100分で1,450ユーロ(2名)。4名までが可能で、追加料金は1名150ユーロ。ルーヴル美術館、エッフェル塔など観光名所の訪問も兼ねたクルージングも可能だ。乗客が観光に出ている間にボート付きバトラーは、テーブルにガストロノミー・ピクニックをセッティングする。これは6時間コースで二人で3,000ユーロ。ピクニック、飲み物、訪問場所のチケットも含まれている。追加は1名300ユーロだ。

サックス・パリから始まるクルージング。これを利用して、まずホテルの中庭に新しく誕生したLe Jardin(ル・ジャルダン)でランチをとるのもいいだろう。

地上階の中庭に生まれた静かなレストランLe Jardin。ランチは12〜15時。なおホテルのルーフトップのレストランKinugawaでは、ランチ、アペリティフ、ディナーが取れる。ここからのエッフェル塔の眺めは見事だ。
INFORMATION
Sax Boat/Hotel Sax Paris〈7区|エコール・ミリテール〉

住所:

55, avenue de Saxe 75007 Paris

電話:

+ 33 181 69 07 42

予約:

[email protected]

大村 真理子

madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター

東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。2006年から「フィガロジャポン」パリ支局長を務めた後、フリーエディター活動を再開。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。