カンヌ国際映画祭を彩ってきたスリットドレスを振り返る!

Culture

カンヌでセレブたちが魅せた“大胆スリットドレス”の数々

レッドカーペットでのヌード禁止ルールをかいくぐるように、多くのセレブたちは超大胆なスリットドレスを選択。肌を“絶妙なバランス”で覗かせるスタイルで視線を集めてきた。その瞬間を写真で振り返る。

  • カンヌ国際映画祭でのベラ・ハディッド。

    2019年、ロベルト・カヴァリのドレスを纏ったベラ・ハディッド

    第72回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2019年5月17日)photography: Stephane Cardinale – Corbis / Corbis via Getty Images

  • カンヌ国際映画祭での、イリス・ミトゥネール

    2022年、ティエリー・ミュグレーのドレスを纏ったイリス・ミトゥネール

    第75回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2022年5月17日)photography: China News Service / China News Service via Getty Images

  • カンヌ国際映画祭での、デミ・ムーア

    2024年、セリーヌのドレスを纏ったデミ・ムーア

    第77回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2024年5月25日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • カンヌ国際映画祭での、フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー

    2025年、サンローランのドレスを纏ったフィリピーヌ・ルロワ=ボリュー

    第78回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2025年5月17日)photography: Stephane Cardinale – Corbis / Corbis via Getty Images

  • カンヌ国際映画祭での、カーラ・ブルーニ

    2025年、ロベルト・カヴァリのドレスを纏ったカーラ・ブルーニ

    第78回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2025年5月18日)photography: Gisela Schober / Getty Images

  • カンヌ国際映画祭での、イリス・ミトゥネール

    2026年、イリス・ミトゥネール

    第79回カンヌ国際映画祭。(カンヌ、2026年5月18日)photography: Gisela Schober / Getty Images

01 / 06
  • カンヌ国際映画祭でのベラ・ハディッド。
  • カンヌ国際映画祭での、イリス・ミトゥネール
  • カンヌ国際映画祭での、デミ・ムーア
  • カンヌ国際映画祭での、フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー
  • カンヌ国際映画祭での、カーラ・ブルーニ
  • カンヌ国際映画祭での、イリス・ミトゥネール

年月を重ねるなかで、スリットドレスはカンヌのレッドカーペットの歴史に鮮烈な印象を刻んできた。なかには、とりわけ強い存在感を放ったものも。肌を絶妙なバランスで覗かせるそのスタイルを写真で振り返る。

月曜の夜、イリス・ミトゥネールは、第79回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに深いスリットが入ったセンシュアルなドレス姿で登場し、視線をさらった。この大胆なデザインは、いまや彼女のシグネチャースタイルとなりつつあるようだ。実際、その2日前にも、ソフィー・クチュールのドレスを纏って登場し、一歩進むたびに長い脚を際立たせるスタイルを披露していた。

時代を超えて、スリットドレスはカンヌのレッドカーペットの歴史に鮮烈な印象を残してきた。なかには、ひときわ強いインパクトを放ったものもある。2016年、ベラ・ハディッドは左脚に沿って大胆なスリットが入った挑発的な赤いシルクドレスで登場し、文字どおりクロワゼットの視線を独占した。さらに3年後の2019年には、再びレッドを選択。ロベルト・カヴァリのスリットドレスでレッドカーペットを熱狂させた。そして、2025年5月にフェスティバル参加者の規約に追加された、「ネイキッド・ドレス(透け感のあるドレス)」の禁止や「適切な服装の着用」というルールも、彼女の勢いを止めることはできなかった。

新たな規定が発表されてから数日後、彼女はサンローランのクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロによる特注のブラックドレスでパレ・デ・フェスティバルの階段を上った。大胆に開いた背中、そして太ももまで届く深いスリット。そのミニマルなデザインは、再び大きな話題を呼んだ。

記録級のスリット

2023年には、イラン人モデルのファルヌーシュ・ハミディアンが、カンヌのレッドカーペット史上最も大胆なスリットドレスで話題をさらった。ジョルジュ・オベイカによるそのドレスは、肌色のチュールによる視覚効果を用いることで、モデルの左肩から右脚の先まで、まるで一続きに素肌が露出しているかのように見せるデザイン。ミステリアスさをほとんど残さないほど大胆な一着は、結果としてカンヌ国際映画祭が後にドレスコードを厳格化するきっかけのひとつになったのかもしれない。

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

From madameFIGARO.fr

  • text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi