誕生から65年。福島県南相馬市で愛される「よつわりパン」。【おやつの時間ですよ!】
Gourmet 2026.04.18
田辺千菊
全国47都道府県のおやつを巡る新連載。郷土菓子とはちょっと違うけれど、地元の人に愛される、隠れた銘菓をご紹介!
福島県(8/47)
原町製パンのよつわりパン
福島県南相馬市のご当地パンとして世代を超えて愛される「よつわりパン」。誕生したのはいまから約65年前。まだケーキが贅沢品だった時代に、「その憧れを叶えるパンを」と、原町製パンの初代店主が考案した。十字に切り込みを入れたふわふわのパンに、こしあんとホイップクリーム、中央にシロップ漬けのチェリーを一粒。愛らしいその佇まいは、どこかショートケーキを思わせる。

よつわりパン1個 ¥155/原町製パン
花が開く姿にも見えることから発売当初はフラワーパンという洒落た名前だったが、実際は"よっつに割れたパン"と呼ばれ、改名したというエピソードも微笑ましい。東日本大震災の時には地域の人を励まし、市内の中学校では年に一度、給食にも登場する人気者だ。

田辺千菊
東京出身のエディター、トラベルライター。「食と暮らし」をテーマに世界を旅し、各地の文化を伝えている。学生時代はウィンドサーフィンに打ち込み、全国を巡る中で地域の食文化に魅了され、食べ歩きに目覚める。現在は東京を拠点に、奄美大島や与論島、壱岐島、唐津にも生活の場を持ち、年間の半分を地方で過ごしている。
Instagram:@tanabe.chiaki
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