大人の女に寄り添う、家電案内2020 #03 ポータブルな家電で、秋の夜長にカルチャー三昧。
Interiors 2020.09.30
家の窓を開け放てば、頬を撫でる心地よい秋の風が。読書に映画に音楽鑑賞など、秋の心地よさに寄り添うカルチャー三昧の時間を、持ち運び可能な最新家電がより良質なものへと変えてくれる。お庭、お風呂、ベッドルーム、いつもと違う部屋でも豊かなおうち時間を満喫したい。音楽ジャーナリスト伊藤なつみさんとエディター須賀美季さんがお試しした、4つのこだわりツールをチェック!
光とシンクロする、大人のための上質な音時間を。
バルミューダ/バルミューダ ザ・スピーカー
Balmuda/Balmuda The Speaker
バルミューダ ザ・スピーカー ワイヤレススピーカー ¥35,200(編集部調べ)/バルミューダ
電源を入れた瞬間耳に届く、奥行きのある心地よいサウンド。小さいボディながら、上向きに設置されたスピーカーから360°にわたって、どこにいてもクリアな音が広がっていく。真空管のような有機ガラスに閉じ込められた空気がバネのように作用して、音を響かせているのだ。輪郭のあるその美しい音色に合わせて、ガラス管の中のLEDライトが音に合わせて輝く様はなんともドラマティック。キャンドルのゆらぎや、楽曲に合わせたダイナミックな明減など、3通りの光の演出が選べ、耳だけでなく視覚までも音楽に陶酔してしまいそう。ワイヤレスだから、ベッドルームやガーデンなどでも大人の音楽タイムを味わいたい。
ハイセンスなデザイン。小型のため低音の量感はないものの、バッハの「無伴奏チェロ組曲」をはじめ、クラシックやジャズなど楽器編成の少ない楽曲は音の粒子を感じるような味わいも。光と音が高速でシンクロするため、ポップスやダンス系は相乗効果でさらに盛り上がる。音楽好きに最高のガジェット。(伊藤なつみ 音楽ジャーナリスト/編集者)
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スマートでコンパクトな、私専用のマイテレビ。
パナソニック/プライベート・ビエラ
Panasonic/Private Viera
デジタルテレビ「プライベート・ビエラ」UN-15TD10 15V型 ¥93,280(編集部調べ)/パナソニックお客様相談センター
キッチンでレシピ動画を見たり、お風呂に入りながら海外ドラマを見たり……。簡単に持ち運びができる薄型のポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」なら、好きな時に好きな場所で、映像を楽しむことができる。ネット動画に、ブルーレイやDVDソフト、録画などなど、大型テレビと同じ機能を備えながら超軽量、水でじゃぶじゃぶと洗うことも可能だ。「くらし機能」を使えば、テレビがエアコン(パナソニック製「エオリア」)と連動して、遠隔操作もできるという次世代のテレビ。
これまでは、キッチンでレシピ動画をスマホで見ながら、濡れた手を拭き拭き四苦八苦。「プライベート・ビエラ」の大画面で見る調理動画と、濡れた手のまま操作ができることに感動。ハマっている海外ドラマをお風呂で見るという優雅な時間も、病み付きになりそう!(須賀美季 編集者)
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脱・テレビ生活が実現しそうな、モバイルプロジェクター。
ネビュラ バイ アンカー/カプセルⅡ
Nebula by Anker/CapsuleⅡ
カプセルⅡ モバイルプロジェクター ¥59,800(編集部調べ)/アンカー・ジャパン
超コンパクトなモバイルプロジェクター。その大きさは、片手で持てる500ml缶ほど! 8GBの記憶容量が備わり、充電式のバッテリーが搭載されているから、家中はもちろん野外にまで、どこへでも持ち運びがOK。投影できる白壁を探せば、そこが即席の映画館に早変わり、なんてロマンティックな時間も楽しめる。オートフォーカス機能がピント合わせを自動で行ってくれるから、例えば就寝時に、天井に投影するという裏技も。Android TV 9.0搭載で、利用可能なアプリは5000以上。最新のヒット映画を見たり、スポーツ観戦をしたり、小さなボディの中にはものすごく広い世界が待っている。
リビングに鎮座するテレビの存在感にいつも違和感を感じていたので、このプロジェクターとの出会いは目から鱗。週末の夜はポップコーンを作って、NetflixやAmazon Prime Videoで映画を投影し、家族みんなでホームシアターを楽しんでいます。(須賀美季 編集者)
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ランタンの灯りの先に見える、豊かな日常のカタチ。
バルミューダ/バルミューダ ザ・ランタン
Balmuda/Balmuda The Lantern
グレーはオンラインストア限定色。バルミューダ ザ・ランタン ポータブルLEDランタン ¥15,180(編集部調べ)/バルミューダ
オーソドックスなランタンの形状をそのままに、日常のさまざまなシーンをちょっと素敵に変えてくれるLEDランタン。ツマミをひねるだけで、ナチュラルなデイライトから、読書灯にもなる温白色の光、キャンドルのような暖色まで、徐々に変化していく。充電式でどこへでも持ち運べるから、いつもの食卓でも、友人を呼んでのガーデンパーティでも、ひとり静かなベッドタイムでも、ドラマティックなライトでちょっと特別な幸せ気分に浸れるはず。
いつもの夕食時、テーブルにランタンをふたつ灯して家族ごはん。その時間が一気に素敵に変わりました。自然界の色に近い光と、近代的すぎないフォルムだから、ずっとそばに置いておきたい愛おしい存在です。なんだか、夕暮れが待ち遠しくなりました。(須賀美季 編集者)
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photos:MAYUKO EBINA, collaboration : SALLY KAMIHARA, réalisation:MIKI SUKA