Bernardaud ジェフ・クーンズ×ベルナルドの最新作、『ダイヤモンド』の秘密。

世界に名を馳せるアーティスト、ジェフ・クーンズとフランスの陶磁器メーカー、ベルナルドがコラボレーション。新作『ダイヤモンド（ブルー）』を発表した。記念来日したアーティストに会うために、東京・青山にあるベルナルドの旗艦店を訪ねた。

東京・青山の骨董通りに面した、ベルナルドショップ 表参道。

壁にはこれまでに手がけたCelebrationシリーズのオブジェのほか、ペインティング作品を写した絵皿も並ぶ。

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ベルナルドといえば、創業160年を超える老舗の名窯。格調高い伝統的な技法を大切に守りながら、革新性に満ちたクリエイエイションを手がけ、ジェフ・クーンズとの協業も10年におよぶ。
もとは、1990年年代初頭よりクーンズが発表してきたCelebrationシリーズの彫刻作品を、磁器で表現したいとベルナルドに相談を持ちかけたのがきっかけ。
「ベルナルドは、歴史に培われた確かな技術を誇ると同時に、芸術を深く理解するファミリー。僕が表現したいことを丁寧に聞き取り、見事に実現してくれました」と、ものづくりの情熱を共有しながら、コレクションが生まれた様子をクーンズは振り返る。

ベルナルドとのコラボ最新作『ダイヤモンド（ブルー）』のお披露目会のため、来日したジェフ・クーンズ。

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2023年末に発表された彼らの最新のコラボレーション『ダイヤモンド（ブルー）』は、美しくカットされたブルーダイヤモンドとゴールドの有機的な形をした爪とのコントラストが印象的なオブジェ。ダイヤモンドは卵子、爪は精子の隠喩でもあり、生命の誕生をクーンズの視点から描き出したもの。

透明度の高い水面のように澄んだ青い輝きと、大胆なフォルムが目を奪うをジェフ・クーンズの『ダイヤモンド（ブルー）』（W318×D393×H320㎜）￥3,520, 000。世界で限定599個のみのリミテッドエディションだ。

「最も美しい瞬間を、人の感覚を直接的に刺激する色と輝きで表現しました。『ダイヤモンド』の鏡面に映し出される景色は、オブジェの独自の形状によって抽象的な像へと変化するので、見るたびにいろいろなことを想像できるはず。素直な気持ちで向き合っていただければうれしいです」

『ダイヤモンド（ブルー）』を前に、作品が生まれた背景を語るクーンズ。

クーンズの『ダイヤモンド（ブルー）』の青い輝きの中に、自由な心を漂わせてみたい。

コラボ作品はこちらから