フランスのデザイナーカップルが教える、フィールグッドな暮らし。

Interiors 2026.03.06

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楽しさをもたらす家とは何か、をフランスのクリエイターが語ります。
デザインやインテリアの世界における新たなトレンドとは? それは楽しさ! しかも一過性の流行ではなく、このフィールグッド(Feel Good)な暮らし方は、すでに時代を超える価値として定着しつつある。クリエイターやアーティスト、デザイナーたちは、鮮やかな色彩やパターン、感覚的なアプローチを通して感情を探求し、それを一つの哲学として打ち立てている。


vol.4 by ジョワ・デザイン・オフィス
"楽しさ、それは感情のパレット"

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ルーシー・ギネボーとジョリス・ボネスール―スタジオ・ジョワ・デザイン・オフィスの創設者。photography: Joie Design Office

ジョワ・デザイン・オフィスは、2020年にルーシー・ギネボーとジョリス・ボネスールによって設立された。私生活でも仕事でもパートナーであるこの二人は、分野横断的に活躍するデザイナー・カップルだ。イヴ・サンローラン、エディ・スリマンのもとでジュエリーデザイナーとして活躍していたルーシーと、家具や交通分野を専門とするデザイナーのジョリスは、アートと建築への情熱を軸に才能を結集させた。彼らは共に、喜びが静かに広がる、時代を超えた世界観を創り上げている。

「パリを離れてアヴィニョンに拠点を移した後に立ち上げた私たちのスタジオ名は、ジョリスとルーシーという二人の名前を組み合わせたものです。『joie(喜び)』という言葉が、私たちのプロジェクトの背景にさりげなく流れているところが気に入っていました。私たちは必ずしも色彩そのものを扱うわけではなく、楽しさを中心とした"感情のパレット"を大切にしています。けれど私たちは、プロジェクトの中にどのように生きる喜びや感受性をもたらせるかを常に深く考えています。そしてそれと切り離せないものとして、公共空間であれ私的な空間であれ、日常の中に知性と楽しさを吹き込むことを目指しています。」

▸彼らの喜びの源

「私たちは常に画一化から距離を取り、クライアント一人ひとりの物語、その人ならではのストーリーを形にしようとしています。空間は、デザイン、音楽の雰囲気、香りのアイデンティティまで含め、全体として捉えます。ビジョンが統一されていればいるほど、感情に与えるインパクトは強くなるのです。」

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ルーシーとジョリスにとって、楽しさは感情によって引き起こされるもの。そのため彼らのプロジェクトは、やさしさと官能性を追い求める視点から構想されている。photography: Joie Design Office

▸彼らからのアドバイス

「自分自身の声に耳を傾けることが大切です。自分の感情とつながり、驚きを受け入れること。私たちは蚤の市に行くのが大好きです。古い物には人を癒やす力があります。そこには、長い時間をくぐり抜け、さまざまな物語や経験を背負ってきたという、時間ならではの付加価値が宿っているのです。いわゆる"古い"オブジェは、私たちに喜びをもたらしてくれます。それらは良い循環の中にあり、ときに驚くほどモダンで、いまを生きる私たちと深く響き合う存在になり得るのです。」

From madameFIGARO.fr

text: Zahra Muyal (madame.lefigaro.fr)

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