コレットの2階を舞台に繰り広げられるひと月交替のリレー「Le Relais 6 x 213m」。バレンシアガからバトンを受け取り、8月7日から9月2日までは「ルシアンのバカンス」だ。ルシアンとはルシアン・パジェスのことで、彼のPRオフィスが扱うのはパリのファッション関係者の間で人気のブランドばかり。オランピア・ル・タン、シャルロット・シェネ、ジャクムス、ヴァネッサ・シワード、モワナ、JW アンダーソン、サカイ、ヤズブキー、コシェ……あげきれないほどのブランド数だ。ルシアンにフロアを任せたサラは、こう説明する。


コレットのサラとルシアン。イベントのロゴはM/Mが担当した。
「私がブランドを選ぶのではなく、彼が担当するすべてのブランドが参加し、そして、どのブランドもこのプロジェクトのために特別な品を用意できることが条件でした。その結果、例えばヴァネッサ・シワードのメッセージTシャツ“Talk to my PR”、APCのペイント・ジーンズ、オランピア・ル・タンのゲイ文学にインスパイアされたバッグ、ジョン・ロブ初のレディースコレクション、ジャクムスの初のバッグなどなど……。季節については夏ものもあれば冬ものもありと、ミックスになります」

ロエベのエスパドリーユ。1足350ユーロ。


ヴァネッサ・シワードによるコレット限定Tシャツ(110ユーロ)、ルシアンの故郷で生産される蜂蜜(15ユーロ)など、エクスクルーシブ品のアイテムはさまざま。


A.P.Cのペイント・ジーンズ、フロントとバック。


オランピア・ル・タンはクラッチバッグのテーマにゲイ文学を選んだ。例えば、三島由紀夫の「仮面の告白」。


マルセル・プルーストもこのテーマでは不可欠な作家だ。


ジュエリー・デザイナーのエリー・トップによるトランプ。


アスティエ・ド・ヴィラットはずばりルシアンのバカンスをテーマに6種の柄のお皿をデザイン。各125ユーロ。

シャルロット・シェネは夏らしく涼しげなビー玉のようなピアスを。
コレットでは期間中、さまざまなブランドの商品だけでなく、このように夏あるいはヴァカンスをテーマにデザイナーたちが用意したエクスクルーシブ品も次々と登場することになるのだが、それだけで終わらないのが、いかにもコレット! デザイナーに限らずファッション界で人気者のルシアンの仲間たちも参加して、コレットの夏を賑わすのだ。例えば、スタイリストのカミーユ・ビドー=ワディントン、サウンド・デザイナーのミッシェル・ゴベール、ADのM/M……ピーター・フィリップスが率いるディオール メイクアップは、「ルシアンのバカンス」でルージュ ディオールの新色2種を先行販売するだけでなく、 コレットだけで流すために制作した映像のビデオインスタレーションを行う。これにはベラ・ハディッド、ジョアナ・プライス、エイムリン・ヴァラッドなどルシアンの16名の女友達がゲスト出演している。彼女たちのメイクはもちろんピーター・フィリップスが担当。このプロジェクトには彼も大乗り気で参加したという。
ディオール メイクアップのビデオのティザー。ルージュ ディオールは各36.50ユーロ。
コレットの夏、パリの夏……エキサイティングな時間が待っている。
réalisation:MARIKO OMURA
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/paris/170803-colette2.html