10月末まで、150+1周年を盛大にお祝いするラ・サマリテーヌ。
Paris 2021.09.10
パリ中の注目を再開以来集め続けているデパートのラ・サマリテーヌ。2020年に創業150周年を祝えず今年は1年プラスの151周年記念ということで、10月31日まで盛大なお祝いが店内中で繰り広げられている。パレード、ポップアップ、コラボレーションetc...のお祭りだ。
新装再開のラ・サマリテーヌは買い物を楽しむだけの場所ではなく、館内のいたるところに“食”関連のコーナーやスペース、レストランなど10カ所以上あって、開店から閉店後まで味の出合いも待つ楽しいデパート。バースデーのお祭り期間中、最上階のバー・レストラン「Voyage」では朝10時から特製カクテルが楽しめる……といっても、まずはノンアルコールのカクテルからスタート。夕方には同じカクテルがアルコール入りでサービスされる。バーのミクロソーグのマティアス・ジルーとダロワイヨのシェフパティシエのジェレミー・デル・ヴァルは、洋ナシと柚子を基本にしたカクテルとパティスリーを150+1のお祝いにクリエイトした。このふたつはボックスにセットされて、6階の「Voyage」と2階の「Dînette par Dalloyau」、そしてポン=ヌフ側の「Pâtisserie L’Exclusive」で販売もされているので、自宅で味わうもよし。
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レストラン・バーの「Street Caviar by Prunier」では、5つの味(フランボワーズ、マンゴー、柚子、カシス、抹茶)のキャビアのマカロンでお祝いだ。そのほか「Parisienne by Petit Plisson」「Zinc by Brûlerie des Gobelins」「Source by JOIE」「Sweet Corner by Bogoto」でもバースデー期間のための特別な味を用意。151+1周年のバースデーケーキはアーティストのエルザ・ミューズがデザインした。頂上に創業者のコニャック・ジェイ夫妻を乗せた7段からなる高さ130cmのカラフルなケーキだ。リヴォリ通り側の1階に展示されている巨大なケーキの周辺が騒がしくなるのは、毎週土曜の16時。当たりチケットと引き換えに、味わえる幸運が待っている。
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「Prada Glow」と題されたポップアップは光と色をテーマに華やかに繰り広げられる体験型のプロジェクトだ。限定のプロダクトが販売されるだけでなく、モネ通り側のウィンドウにも趣向が凝らされて、通りがかりの人々にもお祭り気分をおすそ分け! ラ・サマリテーヌの館内には期間限定で1ブランドを扱うコーナーがあり、このバースデー期間中はオリエント・エクスプレスが旅にまつわるオブジェを10月25日まで販売。
1階にできた新しいコーナー「Loulou(ルールー)」はパリならではの、ラ・サマリテーヌならではのお土産が見つかる楽しい売り場。ルールーという愛らしい名前は、夫のエルネスト・コニャック=ジェイとともにデパートを創業者したマリ=ルイーズの愛称からだ。150+1周年のお祝い期間が終わっても、モード、デザイン、グルメ……とパリ的雑貨が大集合した200㎡の広さのルールーはいつだって祝祭日!
editing: Mariko Omura