ついに登場、理想のワイナリーリゾート!
ワイン、温泉、宿泊、スパ・・・凄いです.
「CAVED'OCCI WINERY & VINESPA(カーブドッチ・ワイナリー&ヴィネスパ)」新潟/新潟県
ホテルへBon Voyage 2009.09.25
新潟がこれほどに近いとは想像外でした。数は少ないのですが、上越新幹線のノンストップ便に乗れば東京駅の次は新潟駅。どこにも止まらずに、わずか1時間36分で終点の新潟駅に到着してしまいます。新潟駅からはローカルのJR越後線に乗り換えて'内野駅'で下車すれば、カーブドッチからの無料シャトルバスがあり、20〜30分足らずで「カーブドッチ」に到着。内野駅からはタクシーもありますが、無料シャトルバスは平日で1日往復3本づつ。利用状況は予約のときに詳細を相談してみるといいでしょう。新潟駅からも(有料になりますが)、あらかじめ予約をすれば送迎が可能です。
「カーブドッチ」の新しい施設「VINESPA」の前景。向かって右側が温泉、AVEDAのSPA、左がレストラン&宿泊
日本に本物のワイナリーとワインを・・・と、1本の葡萄の木から始まった「カーブドッチ」ですが、今や、フランスや南アフリカに見るような美しさと夢のあるワイナリーに成長し、数々の美味しいワインが毎年生産され美味しい食事といっしょに楽しめます。県内や地元の旬の食材を使うフレンチ・ジャポネの「ガーデンレストラン」、窯で焼くパン工房「パンデパン」、ドイツ仕込みの手造りソーセージやべーコンも楽しめるイタリアン中心のカジュアル・レストラン「薪小屋」、手造りジェラート「ゴトラッテ」など、ここそこで手造りの食事が満喫でき、1日だけではとうていすべてを楽しむことができません。
(左)カーブドッチの核となるオフィス棟の一部 (右)岩室地区五島牧場のジャージー牛乳から作られるジェラートが大人気の「ごとらって」。隣接の手造り窯焼きパン「パンデパン」もお薦め
日本の古民家とドイツ建築が融合したレストラン「薪小屋」。手造りソーセージやイタリアンをベースの料理、自家製ビールやカーブドッチワインが楽しめる
レストランやショップに囲まれたカーブドッチの中心
(左)09年の収穫を目前にたわわに実ったワイン用の葡萄 (右)ワインショップ
そんなワイナリーに、2009年春、日帰り温泉と宿泊を提供する「VINESPA」(ヴィネスパ)が誕生しました。温泉は男女湯それぞれに露天風呂もあり、葡萄畑の新鮮な空気の中でゆったりと浸かる温泉は格別です。また、ヴィネスパには、日本初となる'AVEDA'のデスティネーションスパ型サロンもできました。広く明るいヴィネスパ施設の2階、温泉の上階に当たる場所がアヴェダのサロン。自然派アヴェダのトリートメントで頭の先からつま先まで磨き上げることも可能です。
快適な露天風呂(写真は女性用)。大小二つの露天風呂は泉質の異なる二つの源泉からなる
宿泊施設はヴィネスパ内に造られており、1階には和室が4室、2階には洋室が3室用意されています。宿泊客のみのプライベートな領域であるため、静かな滞在が約束されているのも快適なのです。やはり、食べて飲んで、とろけそうなトリートメントを受けた後、そのまま客室に戻って眠りにつけるのは最高の贅沢ですよね。
洋室のひとつ
(左)和室のひとつ (右)2階の吹き抜けから見たラウンジスペースと中庭
VINESPAオープン以来、すでに2度も訪れている私ですが、ここが快適な理由はひとつ、すべてが'本物'であるということでしょうか。ワインもパンも、料理も、温泉もです。もちろんAVEDAのスパは自然派として世界的に高い信頼を得ているブランド。多くの人が'リピーターとなる理由'が、こうした施設やサービス提供のひとつひとつに現れているのです。50匹以上の猫たちが、このカーブドッチの緑の中で幸せそうに暮らしているのも、きっと、人間同様に居心地がいいからに違いありません。(K.S)
幸せな猫ちゃんたちは50匹以上が自由に暮らしている
CAVED'OCCI WINERY & VINESPA
(カーブドッチ・ワイナリー&ヴィネスパ)
新潟県新潟市西浦区角田浜1661
☏0256-77-2226
FAX/0256-77-2332
http://www.docci.com/
http://www.vinespa.jp/index.html
★宿泊の場合
部屋数/7室
料金/1泊2食1名:洋室(3室)¥22.000、和室(4室)¥18.000
施設/ワイナリー、レストラン各種、温泉、ドリンク・バー、ライブラリー、
AVEDAスパ、ワインショップ、他、
アクセス/無料シャトルバス:JR新潟駅から上越線内野駅下車、
平日のみ3往復(前日までの予約必要)、他タクシー、自家用車など。

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com