島旅で出合うパールに魅了されて、ジュエリーのオーダーメイド。
編集部員の、最近のお買い物。 2025.03.23
フィガロジャポン2023年7月号「楽園、タヒチの島々で過ごす休日。」で取材に行った時、現地の人たちが女性はもちろん、老いも若きも男子も!黒真珠の一粒ピアスを日常的に身につけているのが印象に残りました。その時、長いこと持っていたタヒチ土産の大玉の1粒を持参していて、タヒチ島のKermei(ケルメイ)でネックレスに加工してもらったのですが、以来、真珠との出合いとオーダーメイドの楽しみが続いています。
超細いのに丈夫なイタリア製18Kチェーンを通し、シンプルなデザインに。きっと市場の安い玉だと思われるのだけど、高級感が出た気がします。
昨年11月に再びタヒチへ取材に行く機会を得て、今回はランギロア島のIkimashoで、いずれピアスかリングにしようと小ぶりな黒真珠を2粒選んできました(加工する時間はなく......次回に持ち越し)。顔が映り込むくらいのテリがクオリティの高さとか。黒真珠といっても、淡いグレーからピンクやイエロー、ピーコック、パープルなど色の幅が広く、同じ色や形を探すのに時間もかかるし、それもまた楽しいのです。黒真珠の一粒片耳ピアスは日本のメンズにもおすすめしたい!
いまタヒチで行われている黒蝶貝による真珠の養殖技術は、日本が伝えたもの。日本が誇る白いパール、アコヤ貝による真珠養殖といえば伊勢志摩が有名ですが、2025年3月号「日本の小さないい宿に泊まってみたい。」で取材した宿、COVA KAKUDA(コーバ カクダ)はもともと覚田真珠の工場(こうば)だった施設を改装。スタッフたちが着けていた、ベビーパールのピアスがとても可愛くて......帰りがけに同じものをオーダーしてしまいました。

ココシャネルがパールのネックレスをぐるぐる何重にも巻いていたように(当時、養殖真珠は"本物じゃない"とされていたそう!)、真珠は顔を柔らかく照らすレフ版効果があるのを実感する今日この頃。仕事で訪れた島々で、人の手と自然が生み出す丸い粒にすっかり魅了されています。

フィガロジャポン編集部 シニア・ビューティ&ライフスタイル・エディター
1998年よりフィガロ編集部。国内外の化粧品や香水が身近にある環境で育ち、小学生で口紅、香水、巻き髪デビュー。すくすくとコスメオタクに育ち、美容編集者となる。スキンケアはシンプル(時々美容医療)、メイクはトレンド少々、ボディは触り心地、ヘアはボリューム、が私的美容テーマ。
記事一覧へ