2017年 かに座の運勢(年運) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
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2017年の星占い

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かに座   06.22 - 07.22

所与の条件を集めて編む、 自分のための「バランス」。

自分の時間をただひたすらに自分のためだけに使って生きることも、自分の時間のすべてを他人のために使い果たすことも、おそらく、どちらも「充実した、心地よい生活」とは言えないのかもしれません。私たちは自分が生きる時間のうち、ある割合を自分以外の誰かのために費やし、他の時間を、自分自身のために使って生きています。もちろん、人生の段階によって、その割合も大きく変わります。たとえば、出産の前後などはほぼすべての時間が自分のものとは言えなさそうですし、受験生として勉強に打ち込んでいる時なら、他人に割く時間などなさそうです。とはいえ、そうした比較的短期間のミッションではなく、「人生」というスケールで長期的に走り続けていくことを目指すならば、自分に割く時間と、自分以外の他者のために割く時間の割合や、それぞれの時間の使い方について、深く考えなければなりません。
というのも「バランスのよい生活」の「バランス」は、十人十色どういう時間の割合を、どのように活動するのが自分に合っているのか。それは、自分自身で試行錯誤しながら見つけていくしかないのです。白いキャンバスに自由に絵を描くように「生活」を創造できるならいざ知らず私たちの生活は、自分の意志ではどうにもならないたくさんのものに縛られています。他人の意向や自分の身体性、社会の動向や経済状態など、「自分ひとりではどうにもならないもの」たちと対話し、調整を重ね、受け入れたり拒否したりしながら、たくさんの糸を自分なりにより合わせて大きなタペストリーに織り上げていくような作業が「生活の創造」です。

2016年後半以降、もとい、2015年の年末あたりから、蟹座の人々は「生活を創造する」ことを考え続けているはずなのですが、2017年上半期、それを「試す」のに格好のチャンスが巡ってきそうです。というのも、この時期はプライベートな生活の対極にある、対外的な活動に強いスポットライトが当たるからです。表舞台に引っ張り出され、大活躍するチャンスを与えられた時、私たちは個人としての生活を、いつもとは違う角度から見つめることになります。外に出た時、キラキラと華やかな光を放つ人は、おそらく、家に帰った時、その光を生み出すような生活をしているはずです。もとい、家では乱脈に過ごし、外では光り輝く、という人もないではありませんが、その「光」は儚い、ごく一時的なものとなってしまうでしょう。ずっと「外」で輝き続けるには、それを支える「内」の時間が必要なはずです。

2017年上半期、蟹座の人々は、どちらかといえば「好きなこと」ができます。外に出て念願のチャンスを掴み、突然の「ブレイク」を果たす人もいれば、欲しかったものを手に入れる人もいるでしょう。そんな中で、貴方は決してふわふわと一時的な輝きに溺れることはありません。むしろ、外での活動で出た結果やそこで得られた体験を、日々繰り返される生活習慣やルーティンワークへとフィードバックして、活躍を「続けていく」ことに貪欲になるだろうと思うのです。「コツコツ続けて来たこと」が果たして自分の望みにつながっているのかどうか、それを試す「舞台」にも恵まれるでしょう。現代社会では、自分を満たすことや、自分を心地よくすることについて、不思議な罪悪感を覚える人も少なくありません。でも、心地よく満ち足りた日々を過ごすことは、全然悪いことではないのです。過去にそうした罪悪感がもとでさまざまなチャンスを逃していた人はここでその原因に気づき、失地回復を試みることができるはずです。

6.22-7.3 生まれの貴方

考えてきたことの「集大成」が、ここからの羅針盤になる。

年明け早々、「深く考える」時間が多いかもしれません。ここでの「深い考え」は、突然降って湧いたようなものではなく、2011年頃からずっと考え続けていたことの断片をすべて集めて、大きなひとつの世界観や思想にまとめ上げる、といった作業となるのだろうと思います。筋道立ててきちんと考えられたこともあれば、ちぎれ雲のようにふわふわした、でもキラリと光るアイデアもたくさんあるでしょう。それらをまとめて、ひとつのストーリーとして組み立てたり、人生観や信念、抱負のようなものとして整理したりした時、2017年以降の、いわば「旅程」のようなものが起ち上がるのではないかと思います。人生はしばしば、旅にたとえられますが、ここから先に進んでいく世界の地図のようなものを、ここで作ることができるのです。1月は特に、そうした「旅」の気配が濃厚です。誰かと懐かしい昔話に花を咲かせることもひとつの「心の旅」となるでしょう。勉強や取材、研究活動にも力がこもります。学ぶことや考えること、広く受発信することを通して「人」にも恵まれそうです。1月末から2月は非常に忙しい時期となっています。2月末、遠くから誰かが「ドラマ」を背負って訪ねてくるかもしれません。3月から4月は、いろいろな仲間が集まってくる時期です。特に3月は、個性的で情熱的な「チーム」を結成できるようです。2月に着手したことが、5月にクライマックスを迎えるでしょう。過去の伏線を回収して素敵な決着をつけられます。6月は非常に忙しい時期となります。自分との闘いに勝利して、大きな成果を挙げられそうです。愛に追い風が吹くのは1月前半です。また、6月にも愛の恵みを感じられる場面があるでしょう。

7.4-7.14 生まれの貴方

自分の本心に常に問いかけながら、人と交わる。

他人と自分との間にある境目はそんなにハッキリしたものではありません。特に、相手の関心や興味、要求などが自分に強く寄せられている時は、それが果たして相手の望みなのか、それとも自分自身が望んでいることなのかも、よく判別できなくなっていきます。自分で望んでやっているはずなのに苦しい、という場合は、ひょっとすると誰かの意向に飲み込まれているのかもしれませんし、逆に、相手のためにやっているはずなのに、相手が期待通りの反応を見せないと怒りを感じるなら、それは、相手を「言い訳」にしてしまっているだけなのかもしれません。2017年上半期は、そんなふうに「自分自身が抱えている思い」をリトマス試験紙にして、他者の思いと自分の思いの交流を、もっと円滑で豊かなものへと軌道修正していけるようです。自分の「本心・本音」からスタートすることがカギとなるでしょう。1月は旅に出る人が多そうです。かなり遠出することになるかもしれません。旅先では魅力的なものが見つかったり、愛に出会う人もいるだろうと思います。この時期は自分から人に話しかけ、働きかけることが、普段よりラクにできそうです。2月中旬から3月中旬にかけて、非常に忙しい時期となります。ここで大きなチャンスを掴む人も少なくないでしょう。「ブレイク」を果たすようなことができる時期ですが、ここでの真の成果は、5月後半に出てくる気配もあります。5月はとても忙しい時期で、「外に出る」忙しさと、内なる鎖を破壊するような忙しさとの両方が、同時並行的に展開します。1月後半と6月後半は、愛の追い風が吹く時期となっています。特に6月は非常に情熱的な時間となりそうです。

7.15-7.22 生まれの貴方

「捨てる神」より早く出てくる「拾う神」。

「捨てる神あれば拾う神あり」といわれますが、たいてい問題になるのはその間にあるタイムラグです。何かを失った瞬間に、次に来るものがすっと出てきてくれればよいのですが、「拾う神」が出てくるまでに時間がかかるとその間、絶望的な気持ちに襲われて、ずっと苦しみ続ける、などということもあるものです。ですが、この時期のあなたは幸運なことに、そんな苦痛からはまったく自由でいられるでしょう。場合によっては「捨てる神」よりも「拾う神」のほうが先に出てくるような展開になりそうだからです。たとえば、すでにたくさんのタスクを抱えているのに、そこにさらに魅力的な計画を持ち込まれて「どうしよう」とためらっていると、既存のタスクの中でちょっと苦手だったものが自然消滅してしまう、といったことも起こるかもしれません。ですから、本当に「魅力的なチャンス」なら、忙しい中でもできるかぎり、しつこくそのしっぽを掴んでおきたいところです。年明けは、素敵なお年玉をもらえるかもしれません。あるいは初詣のお賽銭を少し奮発すると、得るものがありそうです。1月後半から2月頭にかけて、遠出する人が多そうです。かなり遠くまで「大冒険」を試みる人もいるかもしれません。2月前半、「自由になるための魔法の道具」が手に入るかもしれません。これはもちろん比喩ですが、貴方がずっと叩き続けてきた社会的な自由への扉を開く、ごく具体的な「カギ」を入手できそうなタイミングなのです。4月は伸び伸びと動けそうです。年明けから少し周囲の都合に振り回され気味だった人も、ちょっとひと息つけるでしょう。愛に追い風が吹くのは1月後半、4月、6月末から7月頭です。2月上旬も、実りある出会いの気配が濃厚です。

 

12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

独学で星占いを習得し、2000年よりWEBサイト「筋トレ」をスタート。毎週の12星座占いなど、幅広い層から共感を得ている。そして2010年は各星座を1冊ずつにまとめた『12星座シリーズ』(各¥1,000 WAVE出版刊)が話題に。そのほか『愛する人に。』(¥1,260 幻冬舎コミックス刊)では普遍的な恋愛Q&A集として、恋のハウツーに疲れた女子に強く支持されている。

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