2017年 おうし座の運勢(年運) - 石井ゆかりの星占い

情緒ある文体でつづられる12星座占いが大人気の石井ゆかりさんによる星占い。
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2017年の星占い

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おうし座   04.20 - 05.20

未来を描き直した時、 自ずと過去の物語が再編されていく。

たとえば、小さな子どもが靴紐を自分で結べるようになったり、かけっこで一等賞を取ったりした時、子どもの持って生まれた才能をほめるのではなく、あくまで「がんばり」「努力」をほめよ、という話をどこかで読みました。これは、裏を返すと「罪を憎んで、人を憎まず」といったことにも通じます。自分に生まれつき固定された「属性」を評価するのではなく、ただ「おこない」のみが賞賛や非難の対象となるなら私たちはどんなに失敗しても希望を捨てずにいることができますし、どんなに成功しても、その成功に押しつぶされずにいられるだろうと思うのです。そう考えると、私たちという存在はまるで、行動や結果を容れる「器」のようなものなのかもしれません。行動は器の形に左右されますが、器自体は時々、刻々と変化していき、そこに入るもの・出て行くものの形も、決して「ずっと同じ」ではないわけです。

人生では、非常に大きな出来事が起こって、自分という器自体が否応なく変えられてしまうこともあります。とても大きな災害や事件を経験したり、あるいは恋愛や出産などを通して、自分という器の形は自然に、劇的に変わっていくものだと思います。この場合、自分の意志で変化していく器の形を選ぶことはほとんどできません。一方、たとえば一念発起して筋力トレーニングを始めたり、毎日ページ数を決めて本を読んだりするなど自分で自分に働きかけ、意志の力で器の形を変えることもできます。さらにいえば、さまざまな経験からフィードバックを得て自分を変えていく人もいます。この場合は、少なからず自分自身の審美眼や意志に基づき、変化の方向性を選択することが可能です。自分というもののありかたを、「運命」のような絶対的で不可避なものにゆだねるのではなく、陶工がろくろの上で粘土を成形していくように、自らの手で創造できるのです。

2017年上半期、牡牛座の人々は「フィードバックを得て、自分という器を、自分の力で変化させていく」時間の中にあります。上記の例でいえば後者の、「自分の手で自分を成形する」ことができる時期なのです。私たちが自分の意志で変えることができるのはもちろん、今現在の自分自身だけです。でも、フィードバックは、過去の行動から投げかけられてくるものであり、努力して生み出される変化は常に、未来に向かっていくベクトルです。未来へのベクトルが変われば、過去からのフィードバックの意味も変わります。たとえば、これから人にものを教えようとする人は、自分の過去のつまづきや失敗体験が素晴らしい財産に見えるでしょうし、これから難敵との勝負に出て行こうとする人にとっては、成功体験や努力の積み重ねが武器とも防具ともなるはずです。自分がどこへ向かって行こうとするかで、「過去」の持つ意味は、変わるのです。2017年上半期は、牡牛座の人にとって前半と後半に分かれています。前半は「未来」を、後半は「過去」を担当します。この上半期の前半、貴方は未来へのヴィジョンを、とても美しく力強く描くでしょう。そして、そのヴィジョンをもとに、上半期の後半、過去を深くたどり直し、ひとつの物語として再編するのです。再編された過去の物語から未来のヴィジョンへとつながっていく、その懸け橋が今の自分の像として浮かび上がり、初夏、貴方は自分という器をどのように作っていくべきか、明確に認識することになるのだろうと思います。

4.20-5.2 生まれの貴方

見えないものを掘り下げて、見えるものの意味を知る。

「夢」に人偏をつけると「儚(はかない)」という文字になります。人が見る夢は、確かに儚いものかもしれません。でも、私たちは不思議な夢を見るとつい、人に話したり、その意味を読み解きたくなりますし、思い描いた未来の夢を胸にあたため続けて、いつかそれを現実に変えてしまう人も少なくありません。2011年ごろから、貴方はふわふわした春の雲のような儚い夢を、少しずつ形ある現実に結びつけ、育ててきたのではないでしょうか。その「夢の育成」のプロセスがこの上半期、一段落しそうです。5年前の漠然たるイメージが、今や確かな目標となっているはずです。1月、そのことを実感できるような出来事が起こりそうです。「私の叶えようとしている夢はこれです」と宣言し、理解してもらえます。また、1月後半は懐かしい場所へと、遠く旅する人もいるかもしれません。そこで重みのあるギフトを手渡されるようです。2月はひとり、想を練る時間に恵まれます。あるいは、自分のことを忘れるくらい、誰かのために一生懸命になれるかもしれません。2月末、友や仲間と夢を共有できそうです。貴方の「夢」の中で、ひとりでは叶えられない部分を分担してもらえます。3月中旬から下旬、過去に深く愛したものが「カギ」となり、原点に帰れます。4月から5月、愛を深めるために、少し立ち止まることになりそうです。このあたりまで「過去」や「夢」など、「今、目の前にないもの」を見つめる場面が多いのですが、6月からは一転して「目の前にあるもの」にスポットライトが当たります。これまでに目の前にないものにじっくり取り組んだからこそ、初夏以降、目の前にあるものの可能性と意味がハッキリ見えてきます。愛に追い風が吹くのは1月前半、6月上旬から中旬です。

5.3-5.12 生まれの貴方

「役割」の密度が濃くなり、日々のディテールが重みを増す。

年明けから3月までは特に、非常に忙しくなります。この「忙しさ」は、この時期だけ走り抜ければいい、という一時的なものではなく、「この先ずっと走り続けていく」という前提のもとに展開されていくはずです。広い意味で貴方が「担っていること」の本質を深く考え、自分が期待されていることや、自分にふさわしい役割などを分析し自分なりに最も密度の濃いルーティンワークをクリエイトすることができる時期なのです。ここでは、環境や過去から未来に跨がる時間を俯瞰する大局観と、日々の生活を形づくるディテールを分析する目の両方が必要です。夢が大きければ大きいほど、毎日繰り返されていく細かい活動の意味も重みを増す、という意識が強まる時なのです。1月は、貴方の今年の計画が輝きと魅力を増すようです。ワクワクするような計画がたくさん持ち上がりそうです。かつてよりも、夢までの距離が近く感じられるかもしれません。また、一緒にいるだけで明るい気持ちになれる友に恵まれます。2月半ばから後半にかけて、爽やかなチャンスが巡ってきそうです。忙しくなりますが、実る果実も大きいでしょう。また、2月下旬は、人からは見えない部分で情熱を燃やす場面もあるようです。ごく個人的な範囲で、ドラマが起こりそうです。3月末から4月前半は「自分との闘い」に挑むことになるかもしれません。自分を変えたい人にとっては大きな転機です。この時期は、人から求められるものの内容も濃く、大きくなっていきます。従来よりひとまわり大きな役割が回ってきそうです。5月半ばから後半にかけて、キラキラした時間となっています。愛も盛り上がりを見せますし、とにかく外に出て動くことになります。6月上旬は、誰かの強い気持ちを受け取ることになるようです。貴方を信じて、何か大事なものを託されるかもしれません。

5.13-5.20 生まれの貴方

「動く」ことで問題をクリアできる。愛によって救われる場面も。

たとえば、頭の中でずっと考え続けても、ちっとも結論が見えてこなかったのに、頭に浮かんだことをすべて紙に書き出してみたら、そこにきれいに答えが浮かび上がった、などということがあります。ずっと悩み続けていたことが、少し行動を起こしただけで解決する、などということも珍しくありません。この時期、貴方は「動く・行動する」ことの意味を、いつもとは違う形で捉えるようになるでしょう。頭でっかちだった自分を卒業し、汗をかくことで自分を変えていく、という人も少なくないはずです。1月は特に後半、少々強引なほどの「仲間」に恵まれそうです。上記の「動く」方法を教えてくれる誰かに出会えるかもしれません。未来が巡ってくるのを待っているのではなく、自分から未来を「迎えに行く」ことができるようなタイミングです。2月は「居場所」に変化が起こりそうです。引っ越しや家族構成の変化など、ハッキリした転換点にさしかかります。たとえば、家族の誰かが人生の転機を迎えて、貴方自身の生活スタイルもそれを受けて大きく変わるのかもしれません。2月末から3月にかけては、「内なる敵」と対決して勝利できる時です。押し入れの中をキッチリ整理するような、第三者からは見えないドラスティックな改革を遂行できます。気持ちが整理され、未来が明るく見えてきます。4月は、「役割を果たす」意味での忙しさが一段落する一方で、「無償の愛・好意」による活動が活発になるかもしれません。あるいは、4月から6月上旬にかけて、貴方自身が誰かの愛によって救われるような場面もありそうです。5月下旬は経済的な変動も大きいかもしれません。欲しいものがある人にとっては、アグレッシブに動けるタイミングです。

 

12星座別占い

Horoscope : Ishii yukari / Illustlation : Chihiro Yoshii

石井ゆかりプロフィール

独学で星占いを習得し、2000年よりWEBサイト「筋トレ」をスタート。毎週の12星座占いなど、幅広い層から共感を得ている。そして2010年は各星座を1冊ずつにまとめた『12星座シリーズ』(各¥1,000 WAVE出版刊)が話題に。そのほか『愛する人に。』(¥1,260 幻冬舎コミックス刊)では普遍的な恋愛Q&A集として、恋のハウツーに疲れた女子に強く支持されている。

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