【30年前の花嫁革命】ダイアナ妃の「お姫様ドレス」に終止符を打った、キャロリン・ベセット=ケネディのウェディングドレス。
Celebrity 2026.03.16

アイコニックなカップルだったジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセット。ふたりを主人公にしたドラマ「ラブストーリー ジョン&キャロリン」が最近配信開始された。これがきっかけでふたりの結婚式でのウェディングドレスに注目が集まっている。1996年、カルバン・クラインの広報担当だったキャロリンが選んだドレスは人々を驚かせた。

photography: aflo
ひとことで言うなら、それはダイアナ妃のウェディングドレスの対極にあるドレスだった。1996年、ジョージア州カンバーランド島で内輪の結婚式がおこなわれ、キャロリン・ベセットとジョン・F・ケネディ・ジュニアは永遠の誓いを交わした。そのときにキャロリンが着ていたウェディングドレスは、当時のトレンドとかけ離れており、人々を驚かせた。カルバン・クラインの元広報担当はミニマルなスタイルを貫き、ナルシソ・ロドリゲスのサテンのバイアスカットドレスを選んだのだ。34,622ユーロのドレスにシルクチュールのオペラグローブを合わせ、アップスタイルの髪に軽いベールを留めた。これは当時の常識をことごとく覆すもので、その後のブライダルファッションを劇的に変えた。
ミニマルなシルエット
それまで、セレブがウェディングドレスのお手本にしていたのは、1981年にダイアナ妃が着用したドレス、約8メートルのトレーンが付いたプリンセスドレスだった。ところがキャロリンが選んだシンプルなドレスは全く違った。「キャロリンが結婚するまで、ほとんどのセレブがボールガウンを着ていました」と、クラインフェルド・ブライダルの社長兼共同オーナー、マラ・アーシェルはメディア「ページ・シックス」に語っている。「1990年代前半までダイアナ妃の影響は続き、プリンセススタイルのウェディングドレスが流行りました。ボリュームのあるスカートに長いトレーン、言うなればお姫様ドレスです」
『CBK: Carolyn Bessette Kennedy: A Life in Fashion(CKB:キャロリン・ベセット=ケネディのファッション人生)』の著者、スニータ・クマール・ネア曰く、最も驚くべき点はキャロリンがどんなウェディングドレスを選択するかを人々が全く予想していなかったことだ。ふたりは当時最注目のカップルだった。だからこのうえなく華やかな結婚式になるだろうと人々は思い込んでいた。しかし「彼女はずっとそうだったのです。ジョンとの結婚で突然、スタイルを変えたわけではありません。常にミニマルなシルエットを好み、それは公の場でも彼女によく似合っていました」
実際、キャロリン・ベセット=ケネディが装飾的な服を好んだことはなく、昼夜問わず常にシンプルな服を着ていた。日々愛用していたのはオープントゥのサンダル、素足に履くスリッポン、胸元の開いた白シャツ、ストレートパンツだ。ただしシンプルに見えてもブランド品ぞろいで、プラダ、リーバイス、ヨウジヤマモト、エルメス、マノロブラニクなどを愛用していた。もっともブランド名に価値を置いていたわけではない。プラダの店員に、購入したスキーウェアのブランドタグを外すよう依頼したこともあるぐらいだ。
From madameFIGARO.fr
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)






