いま行きたい店、2023年最新版。 看板メニューを要チェック! 名シェフがいるイタリアンへ。

Gourmet 2023.12.22

伝統料理をより洗練させた前菜や香り豊かなパスタなど、名店出身のシェフが作る看板メニューは五感を刺激する逸品揃い。予約はお早めに!

1. イル・リストランテ ニコ・ロミート[ 八重洲 ]
2. コッキ[ 神泉 ]
3. プリモパッソ[ 新富町 ]
4. オルケストラ[ 参宮橋 ]
5. フラグメント[ 麻布十番 ]


3ツ星シェフ監修の定番は、なめらか食感の仔牛の前菜。

Il Ristorante - Niko Romito|イル・リストランテ ニコ・ロミート
[ 八重洲 ]

ミラノやパリなど世界中のブルガリ ホテルズ & リゾーツのメインダイニングを監修するニコ・ロミートは、イタリアのアブルッツォ州で自身のレストラン、レアーレを営み、3ツ星を保持するスターシェフ。ブルガリ ホテル 東京でも「仔牛のトンナート」などの伝統料理を進化させ、食を通じてイタリアの文化とエレガンスを発信。素材の味が豊かに響き合う料理は、在日イタリア人にも好評。高い天井にヴェネツィアングラスのランプが映える店内で、優雅な時間を。

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低温調理のピエモンテ産仔牛ランプ肉の薄切りに、ツナや卵、香味野菜等を使ったなめらかなソースをかけた前菜「仔牛のトンナート」¥4,200。¥12,000のランチコースと¥16,000、¥18,000のディナーコースでも楽しめる。奥はスフォリアという薄い層が重なったパンの一種。グラスワイン¥2,900〜

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濃厚なトマトの甘味、酸味に、バジル、タラゴン、チリの風味が奥行きを与える「スパゲッティ ポモドーロ」¥4,000。ジノリを主としたテーブルウェアもエレガント。

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温かいコーヒーとホワイトチョコレートの泡と冷たいマスカルポーネクリームの温度差が楽しい「ティラミス」¥3,200 

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ブルガリを象徴するサフランカラーを基調とした店内は62席。

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東京のシェフを務めるマウロ・アロイシオはミラノ出身。ブルガリ ホテル 上海でも活躍した。

Il Ristorante - Niko Romito
東京都中央区八重洲2-2-1 ブルガリ ホテル 東京40F
tel:03-6262-6624(予約専用) 
営)12:00~14:30L.O.、18:00~21:00L.O. 
不定休 
要予約 
www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo/dining/il-ristorante-niko-romito

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対照的な香りのハーモニーが五感を刺激するスパゲッティ。

Cocchi|コッキ
[ 神泉 ]

オーナーシェフのヴィットリオ・コッキは、名店エノテカ・ピンキオーリのシェフとして世界各国で活躍し、青山のエトゥルスキでも料理長を務めた大ベテラン。季節の食材から受けるインスピレーションを形にした約15品のおまかせコースは、豊かな香りと洗練された盛り付けが印象的。秋の定番「イエロートマトソースのスパゲッティ」はトマトの爽やかな風味と焦がし玉ネギパウダーなどの深い香りが対照的で、その鮮やかなコントラストが味わいに奥行きを与える。

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店内はカウンター8席と個室1室。

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料理はすべて¥19,800のディナーコースより。秋のスペシャリテは自家製スパゲッティのイエロートマトソース。黄色いトマト特有の酸味を生かしたなめらかなソースが印象的。人肌程度の温度で提供するのも特徴。

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揚げナスに無農薬イチジク、ドライトマト、黒毛豚のプロシュートとヘーゼルナッツのペーストをのせた前菜。

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「蝦夷鹿ヒレロースト」は鹿のフォンソース、リコッタとレモンのクレープ、ポルチーニ茸のフリットを添えて。パンは2種の国産小麦を使い、土鍋で焼きたてを提供。グラスワイン¥1,210~、ワインペアリング¥7,700〜、ノンアルコールペアリング¥3,300〜

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オーナーシェフのヴィットリオ・コッキはトスカーナ出身。

Cocchi
東京都渋谷区神泉町12-4 アーガス神泉ビル3F
tel:070-3322-8808
営)12:00〜、19:00~ ※一斉スタート 
不定休 
要予約
Instagram:@cocchishinsen

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和の要素を加えたコースは、12品中4品がパスタ!

Primo Passo|プリモパッソ
[ 新富町 ]

イタリア語ではじめの一歩を意味する店名は、シェフが修業したナポリの2ツ星、クワトロ パッシ(=4歩)への敬意から。土壁に囲まれた空間で提供するコースは、本場で磨いたセンスに和のテイストを加えた計12品。うち4品はパスタで、名物「ウニのカッペリーニ」は昆布出汁などで味付けした繊細な味わい。日本ならではの洗練イタリアンをお楽しみあれ。

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料理はいずれも¥16,500のおまかせコースより。香り豊かな佐賀産の海苔をのせた「ウニのカッペリーニ」。昆布出汁、ハマグリ出汁、コラトゥーラ(魚醬)を含ませたパスタは、オレンジワインや日本酒と好相性。ワインペアリングは6杯¥7,700~

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卵黄と小麦粉だけを使った手打ちパスタ、タヤリンをアサリ出汁と九条ネギで和え、温かいミルクの泡をのせた「カプチーノ」。ユズ胡椒でさっぱりと。

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店内はカウンターと個室1室。

Primo Passo
東京都中央区築地1-5-11 ACN築地ビルB1F
tel:03-6826-9672 
営)17:00〜、20:30〜 ※一斉スタート 
休)水 
要予約 
https://ppasso.jp

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アゴ出汁や黒文字も活用、日本ならではのイタリアン。

Orchestra|オルケストラ
[ 参宮橋 ]

イタリアで郷土料理からイノベーティブまで経験したシェフが作るのは"日本にいる自分にしか作れないイタリア料理"。たとえばアミューズの定番パスタ、トルテッリーニには、赤崎牛と黒文字の葉を使用。芳醇な出汁は五島列島のアゴや生ハムなどからとる。半熟の黄身を閉じ込めたラヴィオーロは昔修業したエミリア・ロマーニャの2ツ星のスペシャリテだ。

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料理は全10品で¥16,500のコースより。ピアノの鍵盤に見立てたうつわで供するアミューズ「お楽しみ7種」。旬の素材を用いて7つの音色を表現した。

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卵の黄身を丸々包んだ「ラヴィオーロ リコッタ ホウレン草 卵黄 黒トリュフ」。ワインは自然派やブルゴーニュ、古酒などが幅広く揃う。ワインペアリング¥9,900~、ティーペアリング¥6,600

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店内はL字形のカウンター8席。厨房にはメインの肉を焼く薪窯がある。

Orchestra
東京都渋谷区代々木4-1-7 森田ビル1F
tel:03-6383-4036 
営)17:30、19:30、20:30〜 ※一斉スタート 
不定休(日、月が多い) 
要予約 
Instagram:@orchestra_jp

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名店御用達のマグロ仲卸が選ぶ、厳選シーフードを満喫。

Fragment|フラグメント
[ 麻布十番 ]

高級店御用達のマグロや鮮魚の仲卸として有名なやま幸グループが運営するカウンターイタリアン。豊洲に集まる全国の魚を同グループが厳選し、国内外の名店で活躍したシェフがモダンなイタリア料理に仕立てる。コンセプトは江戸前ならぬ"全国前"。定番の手打ちパスタは、北海道産ウニなど全国の魚介約5種をふんだんに使った贅沢な逸品。

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カウンターは計14席。

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料理はいずれも¥16,500のコースより。ウニやホタテなど約5種の魚介を生かした定番「全国の魚介をイカ墨のタリアテッレで」

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「マグロとフランス産キャビア」はマグロの"かき身"とヅケにトマトソースを添え、キャビアとビーツのピクルスをのせた前菜。おすすめのワインはシチリアの「エトナ・ロッソ」。ワインペアリング7種¥8,800~。20時30分以降はアラカルトで提供する。

Fragment
東京都港区麻布十番3-9-2 タモン麻布2F
tel:03-6812-6933 
営)コース:18:00〜20:00L.O. アラカルト:20:30〜23:00L.O.
休)日、水 
要予約 
Instagram:@fragment_azabujyuban

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●掲載している料理や商品の価格は、標準税率10%の消費税を含んだ価格です。取材時から、価格が変わる可能性があります。
●店によって、別途サービス料等がかかる可能性があります。
●掲載店の営業時間や定休日、掲載している料理は、変更になる可能性があります。最新情報は各店舗にお問い合わせ、もしくはHP等を参照ください。

*「フィガロジャポン」2023年12月号より抜粋

photography: Aya Kawachi text: Megumi Komatsu

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