私たちの国’日本’が所属するアジアを一言で表現できないように、中東でも同様に、様々な国家がその伝統、特徴、アイデンティティを交錯させています。オマーンはその中東にあって、最も穏やかな人々が暮らすイスラム国家のひとつとして知られ、現在はカブース国王が絶対君主制を維持しながら国民からの高い支持を集め、政権はとても安定しています。群を抜く治安の良さも、観光を促進するに追い風となっているのです。
さらにオーマンの自然は雄大で素晴らしく、国家を挙げてその自然を守るべく開発も緩やかに、また、自然破壊をすることなく進められています。「ザ・チェディ」は首都であるマスカット市街地から車で約20分。オマーン国際空港にほど近い場所に建つGHMの高級リゾートです。全体に調和の取れたリゾートはエレガントな香りを漂わせ、アラブの伝統とヨーロッパのテイストとが融合された美しい空間が造られています。
海から見たリゾートの全景
夕暮れ時のリゾート・エントランス
リゾートの前面には深い青の輝きを見せるオマーン湾、バックには黄金の岩肌を持つ山々が囲み、リゾートの庭はいつも緑の芝生に覆われているという、まるで絵に描いたようなビーチリゾートなのですが、とりわけ、海に面したメインプールの美しさはため息ものです。1日中過ごしても飽きません。前に広がるプライベートビーチは長さが370mもあり、早朝の散歩は涼しげで快適でした。
プールから海を眺める
プールと海の快適な情景
エキゾチックなメインロビー
広いスペースのメインロビーは、砂漠の民’ベドウィン’の伝統的なテントをイメージさせる造りで、中央に置かれた大きなスクエア型クッションもエキゾチックです。メインのロビー棟やレストラン内に多くのリラクゼーションエリアが作られ、客室以外でも、どこでものんびりと過ごせるよう配慮されています。オマーンでは初となるインターナショナル・ブランドホテルでしたが、今もなおその世界的人気は衰えていません。
パーム椰子の植えられた緑のガーデンと客室棟
スウィートルームのバルコニーから海を眺める
スウィートのベッドルーム
屋内とテラスのあるレストラン
このリゾートでの楽しみは’食’にもありました。海を望めるガーデンコートにはオープンエアのレストランが造られ、マスカット随一と言われるワインとシャンペンのコレクションがあり、そのお陰で、オマーンのセレブリティや食通も頻繁に訪れています。メインのレストランではアジアンフード、地中海料理、アラビックまで提供。毎日違う料理を食べても選びきれないメニューは、滞在をとても楽しみなものにしてくれます。また、プライベートダイニングルームでは、食事会からパーティー、ビジネスミーティングまで幅広く利用されているのです。とにかく自然の美しさに圧倒されっぱなし、贅沢三昧のリゾートでした。(K.S)
North Ghubra232, Way No.3215, Street No.46,
Muscat , Sultanate Oman
☏(+968) 24 52 44 00 FAX(+968) 24 49 34 85
http://www.ghmhotels.com
部屋数/151室
料金/RO.190~、倶楽部ルームRO.300~、クラブスィートRO.490~
日本での連絡先/ファルーカ03-3423-2131

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com
この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/series/bon-voyage/the-chedi-muscat-oman.html