ヘルノ

1948年、イタリア北部のマジョーレ湖畔に位置する町、レーザにてジュゼッペ・マレンツィが創設。ブランド名は、工房の近くを流れるエルノ川に由来する。ジュゼッペが元々レインコート会社に勤めていたことや、この地が非常に高湿度で雨が多かったことから、最初の製品は機能性に富んだレインコートだった。その後1950年代にウィメンズウエアが誕生し、1960年代には手織りカシミア製のダブルフェイスコートなど高品質なアウターを中心に展開。1968年に日本上陸も果たす。伝統的なクラフツマンシップと革新的なハイテク素材、機能的かつモダンなデザインを融合させたヘルノの製品は世界的に評価されるようになり、他ブランドから委託された製品を提供するOEM事業も手掛けていたが、2000年代からは自社ブランドに焦点を絞った経営に立ち戻り、ラグジュアリーなアウターブランドとしての知名度をさらに高めている。2007年、軽量パッカブルダウンウエアを発表。羽毛を直接20デニールナイロンのジャケット生地内に入れるという特殊な技術を取り入れたこのジャケットが話題を呼び大ヒットしたことから、ダウンウエアにおける定評を確固たるものにした。2012年、ゴア社とのパートナーシップにより、ゴアテックスなどの高機能素材を使った新コレクション「ヘルノ ラミナー」を発表。「ヘルノ ラミナー」は、都市生活におけるハイパフォーマンスウエアとして人気となり、2025年から単独ブランド「ラミナー」として独立している。

ヘルノは環境問題に積極的に取り組む姿勢でも知られ、太陽光発電への投資を行ったり自社建物の全エネルギーを完全自給するなどのサステイナブル活動を「グリーン・プロジェクト」という名のもとに推進している。2020年、同プロジェクトを具現化した「ヘルノ グローブ」コレクションを発表。将来的にはヘルノの全コレクションを「グリーン・プロジェクト」に移行し、環境インパクトを最小限に抑えた素材と製造プロセスを実現するとアナウンスしている。アイテム展開としては、2020年秋冬シーズン以降、スニーカーを皮切りにインナーやボトム、シューズ、バッグなどを拡充、トータルでスタイリングを楽しめるラインナップに進化を遂げている。
ヘルノ公式サイト

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