最先端の現代アートが観られるスポットから、歴史ある美術館まで、パリには知的好奇心を刺激するアートと出合える空間が多く存在する。約5000点ものピカソ作品を有する美術館は、リオープンを経てカフェやショップも併設し、さらに充実。
17世紀の塩税徴収官の館が美術館に。南仏アンティーブで描かれた名作『牧神パンの笛』(1923年)とディエゴ・ジャコメッティがデザインした椅子とシャンデリア。美しい空間に心が震える。
キュビスム期の作品を中心に、絵画から彫刻まで約5000点! 世界で最もピカソの作品を所蔵している希有な美術館が、拡張、改築工事の5年間を経て、数年前に待望のリオープンを果たした。レセプションが新設され、展示会場や動線が改められて作品が見やすくなったほか、カフェやミュージアムショップも併設。充実した常設展に加え、ピカソと関わりのあるテーマで期間限定のエキスポを開催することも。革新的だったピカソの才能に、改めて感動する。
キュビスムへの変遷が見て取れる展示。半年ごとに展示作品を替えていく。
鑑賞後はカフェでほっとひと息。アンジェリーナのパティスリーがあるのもうれしい。
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INFORMATION
Musée Picasso parisピカソ美術館<3区>
5, rue de Thorigny 75003
入場料:11ユーロ ※サイトで購入可能
01・85・56・00・36
CHEMIN VERT、ST SEBASTIEN FROISSART
11時30分~18時(火~ 金)、9時30分~18時(土、日、祝) 休)月、1/1、5/1、12/25
AMEX、JCB、MASTER、VISA
photos : JULIE ANSIAU,réalisation : KAORUKO YASUDA
※掲載情報はFIGARO 2015年4月号 別冊「パリ最新アドレスブック。」より抜粋
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