美容外科医が推奨する、老化を遅らせる5ステップ。
Beauty 2024.12.09
美容外科医のオーレン・マルコ氏が、肌の老化を遅らせ、顔の若々しさを保つために避けるべき悪い習慣について詳しく説明する。
注射や美容手術など、老化を遅らせるための、より効果的な選択肢が近年増えている。しかし、予防も重要な役割を果たしており、日常的に悪い習慣を取り除くことで、肌を若々しく維持することができるとマルコ医師は説明する。シワやその他の老化の兆候を防ぐために、やるべきこと、避けるべきことを検討してみよう。
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01. 早期老化の要因から身を守る
「太陽やタバコなど、早期老化の要因をすべて避けなければなりません」。これらが有害であることはよく知られているが、実際、頭では分かっていても、さほど気にしない人も依然いる。マルコ医師は「紫外線によるシミを防ぐため」に、SPF50の日焼け止めを毎日塗ることを習慣づけるよう勧めている。また、タバコについては、電子タバコも皮膚に有害であると警鐘を鳴らす。「肌にダメージを与えるのは必ずしもタールではなく、ニコチンであることを理解することが重要です。従って、ニコチン入りの電子タバコを吸うと、同じように影響があります」
02. 強いトリートメントで肌を攻撃しない
どんなに良いとされるトリートメントでも、熱心になりすぎると、「良くなるどころか悪くなる」ことがある。マルコ医師は、次のように注意を促している。「あまりに強いトリートメントで肌を攻撃することは避けなければなりません。肌はそれ自体が生きた器官です。化学的または物理的な攻撃に晒されると、肌は反応して自己防衛します」。具体的には、スクラブ (粒子の粗いもの)やピーリングを頻繁に行うことは避けるべきだが、使用するクリームによるところも大きいようだ。「ピーリングは量が多すぎたり、強すぎる有効成分だった場合、肌を剥がすのに刺激しすぎて、逆効果になる恐れがあります」。そして医師は、盲目的にトレンドを追わず、自分の声に耳を傾けることが重要だと語る。「たとえば、敏感肌の場合は、レチノールの使用は避けてください。レチノールは確かに非常に効果的ですが、すべての人に適しているわけではありません」
また、メイクを落とすだけでも肌にダメージを与える可能性があるという。「まず最初に、できればオーガニックのオイルを使い、ダブルクレンジングすることをおすすめします。そして、ミセラーウォーターは使わないこと。こうすることで肌は鎮静化しますが、無理に剝がしてしまうと、シミの原因にもなります」。第2ステップとして、クレンジングジェルまたはフォームを使用すること。それからメイクを落とした後に、亜鉛を含む温泉水を塗布することも推奨している。確かに硫酸亜鉛は、皮膚表面の汚れを落とし、炎症を和らげる働きがあるとされている。もうひとつの重要なことは、顔を拭くタオルだ。「手や身体と同じタオルを使うのは避けましょう。肌に悪さをする細菌が付着しているリスクあります」
03. 食生活にも気を配る
若々しさを保つには、食事も重要な役割を果たしている。医師は、細胞の活性化を促すために、特に砂糖を避けることが重要だと語る。また、ダイエットやヨーヨー効果(体重の増減を繰り返す現象)による体重の急激な変動も避けるべきだと説明する。「ヨーヨー効果は皮膚のたるみを助長します」。ただし、浮腫などのむくみと混同しないよう注意が必要だ。むくんだ場合は「水をたくさん飲むと、リンパの流れが改善されます」
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04. 顔の筋肉にもエクササイズを取り入れる
さらにマルコ医師は、顔の筋肉を鍛えることの重要性を強調する。「私たちは、身体のメンテナンスや筋力トレーニングをしても、顔の筋肉のケアを怠っています。しかし、(首の)広頸筋の弛緩には、実際に取り組むことができます。また、頬骨や顎の角度の筋肉も強化できます」。顔ヨガのエクササイズでは、顔の筋肉を鍛えるだけでなく、リンパの流れを促進し、肌質や顔の輪郭を整えることができるとされる。ただし、他のシワを作る原因になる悪い姿勢をとらないよう、鏡の前でエクササイズを行うことを心がけたい。
05. 姿勢を整える
最後に、姿勢も重要なファクターだ。「まっすぐ立つことがとても大切です。今日、私たちは日常的に悪い姿勢をとることが多いですが、これは携帯電話も関連しています。画面を見る時、私たちは常に下を向いています。その結果、後頭骨の蝶番の筋肉が緩んでしまいます」。医師はまた、まっすぐ立たなくなることで口底が弛緩し、その結果「脂肪ではなく筋肉質」な二重あごになると指摘している。従って、上記ほかの習慣と同様に、頭の姿勢にも気を配ることが不可欠だろう。いまから守れば、あなたの未来の顔が変わってくるはずだ。
From madameFIGARO.fr
※この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto