香水に夢中! JUNONとRYUHEIが出合う、新しい香りの世界。【香る、男たちPart3】
Beauty 2025.05.29
日常的にフレグランスを愛用し、大の香り好きだというBE:FIRSTのJUNONとRYUHEI。香りのプロであるブルーベル・ジャパンのパルファム ソムリエによる「フレグランス コンサルテーション」を体験し、新しい香りの可能性を見つけたふたりが改めて振り返る、"香りの魅力"とは?
RYUHEI:トップ¥38,500/オリミ(サカス ピーアール) パンツ¥44,000/エムエーエスユー シューズ¥47,300/カンペール(カンペールジャパン) JUNON:シャツ¥53,900、チョーカー¥19,800/ともにトーガ トゥ、シューズ¥75,900/トーガ ビリリース(以上トーガ 原宿店) パンツ¥77,000/ベッドフォード(バースリー) その他/スタイリスト私物
「香りが記憶を呼び覚ましてくれるから、過去に愛したフレグランスも大切」(JUNON)
JUNON:もともとローズの香りが好きなんですが、同じローズでも表現に幅があるということを今回のコンサルテーションで知れたのが新鮮でした。香りって時間の経過で変化していくじゃないですか。その変化も含めて話を聞けたから、間違いがないのもいいなと。プロに薦めていただくからこそ手に取れる香りも多くて、発見がいっぱいありました。
RYUHEI:香水って天候とか湿度とかで香りが変化するから、先が読めない難しさがありますよね。それもアドバイスしてもらえるから、選びやすかったです。香りの裏側にあるストーリーを聞くと、頭の中でちゃんと理解して楽しめるから、より深みを感じ取れるんだな、って。手がけている調香師の方の性格までもわかったりして、すごくおもしろいし、より香りが好きになりました。
JUNON:僕にとって香りは記憶を呼び起こすものなんです。実は記憶力が全然なくて......(笑)。過去の景色や出会った人を振り返るきっかけが香りなんですよ。コンサルテーションを受けてから今日の撮影まで日数が経っているんですが、すでにRYUHEIと一緒に香りを選んだあの日のことが香りとともに思い出となって蘇ってきていて。だから過去に使っていた香水も、当時の記憶を辿るためのもので、捨てられない。どんどん増えていって、いま自宅に15個くらいあります。
RYUHEI:え、そんなにあるの!? 僕も香り好きを豪語しようと思ったけど、そこまでは持っていないかも......。でも香水で人や場所を思い出すって確かにありますよね。香りって、相手のパーソナリティを映し出すじゃないですか。好みだったり、内面的な部分だったり。完全に雰囲気でしかないけど、初対面の場合、香りによってその人の"人となり"をはかったりします。
JUNON:RYUHEIが「初対面の人がこの香りだったらグッとくる」って言ってた香水あったよね?
RYUHEI:グタールのトゥニュ ドゥ ソワレ! 清楚なんだけど華があって、激しい主張はないけど、高貴でエレガントで......。結構、これは理想的。運命の人、見つけちゃったかも!
アイリスに包まれたレッドベリーがパチョリと調和。纏うだけで普段着さえイブニングドレスに。グタール トゥニュ ドゥ ソワレ オードパルファム 100ml ¥33,330/ブルーベル・ジャパン
JUNON:(笑)。確かにこれはすごくいいね。僕も好きと思ったら、やっぱりパチョリが入ってた! マティエール プルミエールのフレンチフラワーも良かったよね。チュベローズっていう夜に香り高い白い花をメインに構成されているらしいんですけど、通りがかりの人からふわっと香ってきたら気になっちゃうかも。香りも見た目のデザインも、ジェンダーレスで使えるのも魅力。
官能的なチュベローズを高濃度で。原料そのものの美しい質感をダイレクトに堪能。マティエール プルミエール フレンチ フラワー オードパルファム 50ml ¥27,500/ブルーベル・ジャパン
RYUHEI:デザインも香りを選ぶ時の大事なポイント。僕のドラマティックの香り、ペンハリガンのザ ワールド アコーディング トゥー アーサーは竜がモチーフについているから、それだけで刺さった! もちろん香りも好みだったけど。僕は名前に竜が入っているので、ドラゴンのものには無条件で惹かれてしまうんですよ。
JUNON:あれはRYUHEIのドラマティック=本気モードの時の香りだよね。僕の本気モードの香りは、キリアン パリのストレート トゥ ヘブン ホワイト クリスタル。大好きなパチョリに加えてラムが入っていると聞いて、お酒の香りにはいままであまり触れてこなかったなと思って。ボトルもウィスキーとかを入れるスキットルをイメージしたデザインになっていて、そういうストーリーも普段はなかなか知ることができないし。
RYUHEI:ライブの時とかいいんじゃない?
JUNON:そう! 僕はライブの時、香水を普段よりしっかり纏ってステージに立つんですよ。なんというか、自分のブランディングのひとつというか。もちろんファンの皆さんに香りが届いたらいいかも、という気持ちもあるんですけど、どちらかというと自分への気合として。そういう決意とか気持ちを、香りにのせるってあるよね。
「香りを纏うことで気持ちが高まって、自然と自己肯定感が上がっていく」(RYUHEI)
サファリを散策していたブランド創設者が、ふと出合ったオレンジブロッサムの香りをフレグランスで再現。シトラスで幕を開け、ネロリを経て、やがてレザーアコードへ。メゾン クリヴェリ ネロリ ナシンバ オードパルファム 100ml ¥34,650/ブルーベル・ジャパン
RYUHEI:自己肯定感を香りで高めるってあると思う! メゾン クリヴェリのネロリ ナシンバも僕は好き。唯一無二って感じがするんだけど、変な癖や尖った感じがなくて。これなんかも纏っていると、自分を高めてくれそう。
JUNON:それ、僕も好きだった! 逆に香りが安心をもたらしてくれることもあるよね。個人的にはボン パフューマー 302 も気になった。普段、眠れない時に焚き火のYouTubeを見たり、家でもお香を焚いたりとかしているんですよ。だから包まれる感じのアンバーな香りも、ひとつは持っておきたいですね。
センシュアルなアンバーノート。バニラが香るパウダリーでまろやかな余韻に酔いしれて。ボン パフューマー 302 オードパルファム 100ml ¥18,370/ブルーベル・ジャパン
RYUHEI:僕にとっての心落ち着く香りとしては、オフの香りで選んでいただいたレ ソメ モンクレールのラ コルデが圧倒的だった! あまりに好きすぎてコンサルテーションの後、すぐに自分で買いに行ったんですよ。そこから毎日纏っていて海外にも持っていったら、セキュリティの関係で没収されるハプニングに見舞われて悔しすぎた......。今日ここでまた香って、"相棒おかえり!"って気持ちですね。
JUNON:RYUHEIらしいね。こうやって香りとともに次々と記憶が紡がれていくんだと思います。
フレグランスに関する幅広い知識を備えるブルーベル・ジャパン独自のスペシャリスト。"私の香り"を探すだけでなく、シーン別の使い分けや纏い方、レイヤリング方法、ギフト選びなど、さまざまな角度から提案する。フレグランスコンサルテーションは無料。HPから各店舗にて、要予約。
https://latelierdesparfums.jp/
BE:FIRST
SKY-HI率いるBMSGに所属する7人組ダンス&ボーカルグループ。2021年メジャーデビュー。昨年からのドームツアーに続き、今年4月からワールドツアーで各地を巡回中。2025年5月28日、「One of the BE:ST」第3弾となるRYUHEIのソロ曲「Loop ~One of the BE:ST-03 RYUHEI~」を含むニューシングル「GRIT」をリリース。
RYUHEI
2006年11月7日、愛知県生まれ。BE:FIRSTの最年少でありながら、卓越したダンススキルと歌声でファンを魅了。「高校を卒業して今年で19歳。ここからの一年も濃密な経験をして、もっと成長したいです」
JUNON
1998年5月23日、東京都生まれ。圧倒的な歌唱力でBE:FIRSTのボーカルを牽引。「念願のワールドツアーが始まり、再びいちから走り出したような感覚。自分たちの成長を感じる半面、初心に戻って頑張ります」
エムエーエスユー
03-6419-7028
https://masu-onlinestore.com/
カンペールジャパン
03-5412-1844
https://www.camper-japan.jp/
サカス ピーアール
03-6447-2762
トーガ 原宿店
03-6419-8136
https://store.toga.jp/
バースリー
03-6455-5095
ブルーベル・ジャパン香水・化粧品事業本部
0120-005-130(フリーダイヤル)
https://latelierdesparfums.jp/
photography: Tatsunari Kawazu styling: Nobuko Ito hair: Yuki Oshiro makeup: Shino Ariizumi(TRON management) text: Sachico Maeno