【中田クルミ】18歳で手に入れたヴィヴィアン・ウエストウッドのアーマーリングが私の相棒。
Jewelry 2024.11.20
各界で活躍する著名人たちが、大切に紡いできたウォッチ&ジュエリーにまつわる物語をひもとく。
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中田クルミ
俳優
「ジュエリーとは、自らを守り、表現できる鎧のような存在」
ジュエリーは私にとって鎧のような存在。自分らしさを表現できる重要なピースなので、可能なら映像作品でもひとつは自分のものを着けたいくらい。若い頃から、いままで集めたジュエリーを並べるとスタイルの変遷がわかりますね。まず18歳くらいの時に、ずっと憧れていたヴィヴィアン・ウエストウッドのアーマーリングを初めて手に入れました。セカンドハンドで見つけたので、実はサイズが微妙に合っていないけどいまでも現役。このリングを着けると初心に戻る気がします。たくさん買わないからこそ、ジュエリーは自分のパーソナリティを反映していると感じます。昔から少しずつ集めたお気に入りはいまでも大事に使っているし、振り返ると人生の分岐点で出合うことも多かった。このシャネルの時計、プルミエールもそのひとつ。それまでおもちゃのような時計ばかりを使っていた25歳くらいの頃に手に入れました。この時計をすると背筋が伸び、大人の階段を上ったという実感を伴ったことをはっきりと覚えています。シャネルのココ クラッシュのネックレスも記憶に残るひとつ。昔はイエローゴールドのジュエリーを好んでいたのですが、この時初めて、ローズゴールドを手にしました。意外に肌の色に合うし、コンサバな感じに仕上がらなくて、趣味の幅も広がりました。後悔するのは嫌なので、気になるジュエリーは欲しいと思ったタイミングで買います。セリーヌのノットのピアス、ティファニーのハードウェアのブレスレットなど熟考を重ねて買ったものを大切に身に着ける。そして、30歳で出合ったダイヤモンドが輝くシャネルのN°5のリングが、私を更なる大人の女性にしてくれた気がします。これからも好きなジュエリーに囲まれて年齢を重ねていきたいですね。
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現在購入できる新作ウォッチ&ジュエリー
中田クルミ 1991年、栃木県生まれ。17歳で雑誌のモデルとしてデビュー。現在は俳優として、ドラマや映画、舞台を中心に活動中。映画『夜明けのすべて』(2024年)や、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」、Amazon Prime Video「1122 いいふうふ」(24年)に出演。25年1月より、NHK BS時代劇「雲霧仁左衛門ファイナル」が放送予定。
シャネル カスタマーケア
0120-525-519
https://www.chanel.com/jp/
ケイスケヨシダ カンパニー・リミテッド
info@keisukeyoshida.com
https://keisukeyoshida.com/
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
0120-488-712(フリーダイヤル)
https://www.tiffany.co.jp/
あの人のウォッチ&ジュエリーの物語
>>中村アン(俳優)
>>内田紅甘(俳優・エッセイスト)
>>金原ひとみ(小説家)
>>清水奈緒美(スタイリスト)
>>丸山佑香(スタイリスト)
>>上野水香(バレエダンサー)
>>安藤優子(ジャーナリスト)
>>本間恵子(ジュエリージャーナリスト)
>>蜷川実花(写真家・映画監督)
*「フィガロジャポン」2025年1月号より抜粋
photography: Masahiro Sambe styling: Kotomi Shibahara hair & makeup: Tomomi Shibusawa(beauty direction) interview & text: Aya Sasaki