【丸山佑香】ヴァンクリーフ&アーペル、ロレックス......、家族の想いを重ねるジュエリー。
Jewelry 2024.11.20
各界で活躍する著名人たちが、大切に紡いできたウォッチ&ジュエリーにまつわる物語をひもとく。
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丸山佑香
スタイリスト
「テイストの異なるジュエリーのミックスで、自分らしく」
年齢を重ねて、よりジュエリーに目が向くように。新しいジュエリーを身に着けると自分のマインドもリセットされる気がします。スタイリストの仕事をしていると、見た目だけではなく作り手の哲学やそのジュエリーの背景について詳しく触れることができる。物語を知ることで、深い愛着を感じるし、自分ならどんなスタイルで身に着けようかと考えてワクワクします。たとえば、マリーエレーヌ ドゥ タイヤック。彼女のジュエリーとの出合いは、いつも一期一会。日本だったり、パリだったり。さまざまな思い出とともに増えてきた大好きなジュエリーです。そのマリーエレーヌ ドゥ タイヤックの美しいジュエリーとクロムハーツの存在感あるピースをミックスするのも好き。国もテイストもムードもまったく違うブランドをミックスするのは、自分だけの楽しみ。服と違いジュエリーは自分の手元で見られるから満足度が高いし、よりパーソナライズされた自分を感じていられるから。撮影の日はカジュアルな装いが多いのですが、お気に入りのジュエリーを身に着けるだけでスイッチが入ります。ヴァンクリーフ&アーペルの星座のネックレスも普段から使っています。これは自分ではなく、母の星座を選びました。ロレックスの時計は母が結婚する際に父から贈ってもらったもので、受け継ぎました。そうやって親への想いを重ねたりできるのもジュエリーの魅力だと思う。いつか娘が大きくなったら、私の大切なジュエリーを譲ってあげられたら素敵ですね。
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※私物のため、ブティックへのお問い合わせはご遠慮いただきますようお願いします。
現在購入できる新作ウォッチ&ジュエリー
丸山佑香 東京都生まれ。2005年にスタイリストとして独立。本誌をはじめ、多くのファッション誌で活躍。ボーダーレスなミックススタイルを得意とし、広告、アーティストのスタイリングも手がける。
あの人のウォッチ&ジュエリーの物語
>>中村アン(俳優)
>>中田クルミ(俳優)
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>>清水奈緒美(スタイリスト)
>>上野水香(バレエダンサー)
>>安藤優子(ジャーナリスト)
>>本間恵子(ジュエリージャーナリスト)
>>蜷川実花(写真家・映画監督)
*「フィガロジャポン」2025年1月号より抜粋
photography: Kazumasa Takeuchi styling: Natsumi Sato interview & text: Tomoko Kawakami