アーティストを刺激するメランジェな街、北マレ。

Paris 2025.03.09

老いも若きも、最新トレンドも古き良きパリも !  すべてミックスされた雰囲気が愛おしい北マレは、この街に暮らすパリジェンヌのインスピレーション源。


イリス・カボス
Iris Cabos

セラミックペインター・モデル

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行きつけの店主と立ち話に夢中なマドモワゼル、愛犬を毎日散歩させてるマダム、親しい間柄の相手と交わされる街角のビズ......すべてが映画のワンシーンのようなパリの魅力にあふれているのが、ここ北マレだ。案内してくれたイリスはパリに暮らして4年。

「トレンドに敏感なパリジェンヌにとって、最先端のものと小さな店がごちゃまぜのこのエリアは最高の場所! カフェのテラス席で道行く人々を観察するだけで、たくさんインスピレーションを貰えるわ」。

イリスの言葉どおり、独特な審美眼のある書店や古着屋があり、カフェやビ ストロは常連が知的なおしゃべりに興じている。

Iris Cabos|イリス・カボス
モントルイユのアート学校に通いながら、アトリエを借りて自身のセラミックの作品を製作中。ヤスミン エスラミのキャンペーンに抜擢され、フランスのZ世代の中で注目を集める。
@iris_the_mood

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11:30
パリジャン定番の、ワードローブはここで。

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天気の良い日はサン・マルタン運河添いを散歩するのがお気に入りというイリス。必ず立ち寄るのがアニエスべーのブティック。「ベーシックなワードローブが揃うアニエスベーは常にチェックする。フレンドリーなスタッフと立ち話をして、アートやファッションについての情報交換をするのも楽しい」

Agnès b. アニエスベー
13, rue de Marseille 75010
ⓂJACQUES BONSERGENT
tel:01-42-06-66-58
営)11:00〜19:00
休)日
https://www.agnesb.com/fr-eu

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13:00
地元っ子で大賑わいの、クラシックビストロ。

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昔からあるビストロは、近くの住人たちの食堂のような存在。「昼過ぎには常連客たちで満席になり、混んでくると相席になるんだけど、それもまた家庭的な雰囲気で気に入ってる。気取った料理ではなく、ほっとする味だから、毎日でも食べたいくらい! 今日食べたのは『Entrecote』(14.50ユーロ)」

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Chez Nénesse シェ・ネネス
17, rue de Saintonge 75003
tel:01-42-78-46-49
ⓂSAINT-SÉBASTIEN FROISSART
営)12:00〜14:15L.O.、20:00〜22:15L.O.
休)土、日

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15:00
センスのいい本屋で、特別な感性に触れる。

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パリのアートシーンを牽引するギャラリストが運営し、出版業も兼ねている書店。「インスピレーションの宝庫。キュレーションが素晴らしく、ここでしか出合えないアートブックや雑誌があるのでこまめに店を覗きます。店内のギャラリースペースで行われるエキシビジョンも毎回チェック」

Yvon Lambert イヴォン・ランベール
14, rue des Filles du Calvaire 75003
tel:01-45-66-55-84
ⓂFILLES DU CALVAIRE
営)10:00〜19:00
不定休
https://www.yvon-lambert.com/

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16:30
コージーなカフェは、友人と行きつけ。

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「おいしいコーヒーはもちろん、スパイスの効いたチャイラテやキャロットケーキもお気に入り。店は狭いんだけどそこがまたコージーで、友だちと会う時はここをチョイスすることが多い。コーヒーにうるさい友人も満足してくれる(笑)。テラス席も気持ちいいし、テイクアウトして、目の前の公園で飲みながらおしゃべりするのがお決まりのコース」

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I/O Café イオカフェ
16, rue Dupetit-Thouars 75003
tel:非公開
ⓂTEMPLE
営)8:30〜18:00(月〜金) 10:00〜18:00(土、日)
不定休 

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17:00
90年代の古着がメインの、おもしろいセレクト。

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古着ならではの個性を残しつつも、"いま"の流れを汲み取ったモダンなセレクト。「90年代カルチャーにのっとったセレクトで、キャッチーなアイテムが揃ってる。ハイブランドからちょっとユニークな古着まであって、他のヴィンテージショップとは異なる視点があるの。何よりクラシックすぎないところがいい」

Nuovo Paris ヌオヴォ・パリ
130, rue de Turenne 75003
tel:非公開 
ⓂFILLES DU CALVAIRE
営)12:30〜19:30
不定休
https://www.instagram.com/nuovoparis/

【合わせて読みたい】
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*「フィガロジャポン」2024年2月号より抜粋

●1ユーロ=約160円(2025年3月現在) 
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のは地下鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間や開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

photography: Lucie Cipolla coordination: Masaé Takanaka

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