メゾン・モンソー。この愛らしいホテルが私のパリのスイート・ホーム!

Paris 2026.03.07

24室の小さなブティックホテル、メゾン・モンソー。目に心地よい緑色に溢れるインテリアは、ホテルの写真を眺めているだけで心休まる。その名前にメゾンとついているように、自宅のようなくつろぎ感に満ち、モンソーとあるのはパリ8区、17区などその周辺に暮らす人々にとって憩いの場所であるモンソー公園が近いことからだ。

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最寄り地下鉄駅は二番線のMonceau、三番線のMalesherbes。かつての個人邸宅が多数残るお屋敷街だ。photography: ©RomainRicard


室内装飾を任されたのはJohanna Amatoury(ジョアナ・アマトゥリィ)で、ホテルの仕事はこれが初めてだという。「19世紀のこじんまりした個人邸宅をイメージしました。そこに暮らしていた人がそのまま残した......といったイメージで。それで古い暖炉や、天井の玉縁細工などは可能な限り保存して工事を進めたんです」と語る。モンソー公園周辺には19世紀後半、多くの画家たちが住んでいたことからもインスパイアされた。例えば客室内の鉄の椅子は、公園の椅子をモデルにした彼女によるデザインだ。客室や階段などホテル内を飾る古い額やオブジェ、それに食器などはジョアナがノルマンディー地方のブロカントなどで掘り出した品々で、これらは自宅気分の演出に大きな役割を果たしている。

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左:内装を手がけたジョアナ・アマトゥリィ。 右:額を飾った階段。ホテルというより個人の家といった雰囲気を彼女は作り上げた。絨毯のひし形モチーフは庭の格子棚からのインスピレーションだ。photography: ©RomainRicard

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左:手描の部屋番号というのも、いかにも自宅風だ。 右:古い暖炉が残された部屋。photography: Mariko Omura

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7フロアに振り分けられた24室では、3種の異なるベッドカバーがどれも素敵だ。現在はピエール・フレイ社に属す古いテキスタイルのメゾン、ブラクニエのコレクションからの植物をモチーフにしたクラシックな柄で、ベッドのヘッドボードはそれぞれに合うストライプの布が選ばれている。カーテンを含め、高級メゾンの上品なファブリックでまとめられた室内には気持ち良い寛ぎ感が漂う。バスルームはボルドー色と白のタイルがダミエ模様を描いている。アメニティは庭をイメージさせるということから、フラゴナールのイチジクの花が選ばれた。

5エム・エタージュ(6階)の部屋はバルコニー付き。最上階には斜めの天井からの採光がいかにもパリ的な部屋があり、そこは子どものためのソファベッドが備えられたファミリー向けだ。また地上階には車椅子客のための部屋がひとつ設けられている。

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客室は200ユーロ〜。photography: ©RomainRicard

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優しい花模様のベッドカバーがチャーミングな客室。photography: ©RomainRicard

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ボルドー×オフホワイトのダミエがモダンなバスルーム。アメニティはフラゴナールの優しい花の香り。photography: ©RomainRicard

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客室の部屋番号は全て手描き。これは装飾アーティストのシャルロット・ボーンによるのだが、彼女は地下の朝食室を庭に変身させるという見事な仕事もこのホテルで行なった。自然の中で朝の時間を味わっている気がする空間。食卓には庭を感じさせるビュッフェ朝食のための食器やテーブルマットが。朝のせわしなさを忘れ、ゆったりとした気持ちで1日をスタートできる。

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格子棚が描かれ庭の中にいる雰囲気が味わえる地下の朝食ルーム。photography: ©RomainRicard

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左 :ビュッフェ朝食は20ユーロ。 右:リバーシブルのテーブルマットはCapulette製。photography: 左 ©RomainRicard、右 Mariko Omura

一階ではレセプションはこじんまりとまとめられ、サロンがフロアを占めている。壁は淡くくすんだ菩提樹グリーン、ゆったりした長椅子や肘掛け椅子も緑色の濃淡でまとめられ、書籍やオブジェを並べた棚の鏡には格子棚が描かれて......と庭のイメージさせる優しい空間だ。ここでは自宅にいるような気分でティータイムも楽しめるというから、宿泊の際には是非ともその時間を満喫したい。

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地上階を占めるサロン。ここで午後のティータイムを! photography: ©RomainRicard

Hôtel Maison Monceau
38, rue Cardinet
75017 Paris
https://www.hotelmaisonmonceau.fr/
@hotel.maisonmonceau

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editing: Mariko Omura

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