朝8時〜深夜2時、いつでもおいしい。パリ11区、頼れるビストロ「レザンデシーズ」
Paris 2026.04.08
最寄り地下鉄駅は8番線のLa Fille du calvaire。トロワ・ボルヌ通りとジャン=ピエール・タンボー通りのコーナーに、50年以上も前から地元民におなじみのレストランがある。昨年秋、お向かいの建物で育ち、界隈のビストロで料理修行を始めたというニコラ・シュヴェリがアソシエのステファン・キルシュとともにオーナーとなった。その際にLes petites indécisesからプティットが省かれ、店名はLes indécises(レザンデシーズ)に。大改装が行われ、亜鉛のしっかりとしたバーカウンター、テラス席にはメゾン・ガティのビストロチェアなどいかにもパリのカフェやブラッスリーといった要素が店にもたらされた。

レザンデシーズは赤白のテントが目印。photography: ©AliceCasenave

Viriya Pheimに内装が任され、とてもパリ的なレストランに生まれ変わった。photography: ©AliceCasenave

えええ、何にしよう??? なかなか決められない......そんな女の子たちが店名になっているレザンデシーズ。photography: ©AliceCasenave
シンプルなおいしさを信条に、ブラッスリーメニューでおなじみの料理に新しいオーナーはフォーカスを置いた。ウフ・マヨ、ポワローのマリネ、ビーフ・タルタル、クロックムッシュ、イル・フロッタントなどがメニューを賑わしている。最近、こうしたベーシックなフレンチが好まれるパリらしい。店で腕を振るう料理人はエリック・ラポラルだ。ランチタイムはアラカルトメニューに加え、かつて地元民が通う人気の店に必ずあったスメニエ・メニューのお楽しみが待つのもレザンデシーズの魅力である。月曜はソーセージ&ピュレ、火曜はローストチキンとフリット&サラダ......金曜日はフィッシュ&チップスというように、好みの料理の曜日につい通ってしまうかもしれない。ちなみに曜日代わりの料理は17.50ユーロ。これをセットしたランチメニューは、前菜+メイン/メイン+デザートが22.50ユーロ、前菜+メイン+デザートで27ユーロといまのパリではお手頃価格である。

メニューは料理名を見るとどんな内容かがわかるものばかり。前菜はテリーヌやウフ・マヨネーズなど。photography: ©AliceCasenave

アラカルトのメインから。左はトリュフ風味パスタのコキエット。右は牛肉の"おじいちゃん"風煮込み。photography: ©AliceCasenave

左:メインにはその日の魚料理も。 右:イル・フロッタントやリ・オ・レといったブラッスリーおなじみのデザート。photography: ©AliceCasenave
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レザンデシーズは毎日営業、それも朝8時から翌朝2時までだ。何時に行っても、何かしら食事ができるという頼もしい存在である。しっかり朝食をとる、あるいはカフェを一杯だけ、夕方に軽食とカクテルあるいはビールをカウンターで、そして1日の締めくくりをグラスワインでというように、食事時間外でも気分とお腹の空き具合に応じた活用ができる。覚えておきたいパリ11区のアドレスだ。

朝食体験も悪くない。アラカルトにはムイエットを添えたウフ・ア・ラ・コック(左/5ユーロ)、スモークサーモンかベーコンを添えたスクランブルエッグ(8ユーロ)、フロマージュブランとホームメイドグラノラ&ハニー(6ユーロ)など。photography: ©AliceCasenave

ランチとディナーの間の半端な時間でも、レザンデシーズでは食べて飲んで、という寛ぎタイムのためのメニューが充実している。クロックムッシュは1日中サービスされ、ランチとディナーの時は写真には右のようにフライドポテトとサラダがセットされる。photography: ©AliceCasenave
2, rue Trois Bornes
75011 Paris
営)8:00~26:00(朝食8:00〜11:00、ランチ11:00〜14:30、軽食14:30〜17:00、ディナー17:00〜26:00)
https://lesindecises.fr/
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editing: Mariko Omura





