モロッコ人直伝、夏野菜たっぷりヒヨコ豆のエスニックサラダ。
ホームパーティレシピ 2025.06.13
学生時代、フランスでアパートをシェアしていたモロッコ人の友人と、9年ぶりに再会しました。
当時は医学生としてコツコツと勉強していた彼女も、今では立派な女医さんです。自身のクリニックを構え、日々忙しく働いているそうです。
今回は、彼女が暮らす南仏・エクサンプロヴァンスのご自宅に招いていただきました。プール付きのお庭には、彼女お手製のサラダをはじめ、生牡蠣やエビ、生のアサリなど、シーフードが山盛りになったプレートが用意され、ワインを片手に、尽きることのないおしゃべりを真夜中まで楽しみました。なかでも印象に残ったのが、彼女が作ってくれたサラダ。とてもおいしかったので、さっそく再現してみました。
調味料は、おいしい塩、上質なオリーブオイル、そしてクミンパウダーのみ。たっぷりの刻みパセリとレモンの皮を加えることで、ぐっとオリエンタルな味わいに変化します。炒めるだけのシンプルな料理ですが、ヒヨコ豆をじっくり炒めることで、味に深みとホクホク感が加わります。赤いパプリカ、黄色いレモンの皮、緑のパセリなど、彩りも美しく食卓がパッと華やぎます。よかったら、ぜひお試しください。
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★夏野菜たっぷりヒヨコ豆のサラダ★
【材料】(2人分)
ナス(大きめ) ... 1個(約170g)
パプリカ(赤) ... 1個(約170g)
ニンニク ... 1/2片
無農薬レモンの皮(すりおろし or みじん切り) ... 1/2個分
茹でたヒヨコ豆 ... 230g
パセリ(みじん切り) ... 約20g
おいしいオリーブオイル ... 大さじ3程度
おいしい塩 ... 適量(味をみながら調整)
クミンパウダー ... 小さじ1〜
【作り方】
1. 下準備
ナスとパプリカは、ヒヨコ豆と同じくらいのサイズに切っておく。ニンニク、レモンの皮、パセリはそれぞれ細かく刻んでおく。
2. 炒める
フライパンにオリーブオイル大さじ1をひき、ニンニクを入れて弱火にかける。香りが立ったら中火にしてナスを加え、軽く塩をふって炒める。ナスに火が通ったら、パプリカを加えてさらに炒める。パプリカに軽く火が通ったら、茹でたヒヨコ豆、塩、クミンパウダーを加え、10分ほどじっくり炒める。途中、オリーブオイルを足して調整する。味をみながら塩加減を整える。
3. 仕上げ
火を止める直前に、刻んだパセリとレモンの皮をたっぷり加えて、しっかり混ぜ合わせる。
【ポイント】
・塩は控えめからスタートして、最後に少しずつ足して調整すると失敗しません。
・ヒヨコ豆は炒める時間をしっかり取ることで、味がしみ込み、ほくほくとした食感になりおいしくなります。
・パセリとレモンの皮はたっぷりがおすすめです。香りと彩りがぐっと引き立ちます。
・ヒヨコ豆は、まとめて茹でて、冷凍保存しておくと、いざという時にさっと使えて便利です。
・レモンの皮は、黄色い表面の部分を使ってください。白い部分を含めると苦味が強く出ることがあります。
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Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5