笑顔なきイケメン、ジェフリー・ガイと齊藤工がセッション。
「齊藤工 活動寫眞館」について 2026.03.19
いささかイケメン過ぎる。それがジェフリー・ガイという人物への第一印象と、ほとんどの人がなるに違いない。

2025年2月、東京都北区にて撮影。
「ルックスを評価してくれるのは感謝しかない。ただ、見た目は表の一部だけ。中身を見てもらえるように頑張らないと」という言葉を3年前にインタビューで語っていたジェフリー。西洋の血が流れる香港人。厚い筋肉に甘いマスクで、斎藤工との共演作『殺手#4』では主役を射止めた。幼い頃、悪の組織に家族を奪われ、自らも殺し屋として生きていかざるを得ない青年を演じる。同じような境遇に苦しむ南沙良をサポートする役柄でもある。殺しのレッスンを南沙良演じる雲にほどこすのだが、アジア映画でもよくあるシチュエーションでもある。斎藤工が演じるのは、いわくつきの「おもちゃ屋」の店主。武器を販売する彼のもとを訪れたキラーナンバー4(=ジェフリー)と雲(南)に、穏やかに不気味に役立つブツを売りさばく。
「ジェフリーさんをはじめ東アジアの俳優や監督は、当たり前のように母国語ではなく英語でコミュニケーションをとっていて、そもそも世界市場に身を置いているグローバルスタンダードを感じます。私を含めた日本の映画人ももっと意識すべき感覚です。そして、さらに激しいアクションや、繊細な表現も兼ね備えているジェフリーさんには惚れ惚れしました」(齊藤)
香港在住のエンタメジャーナリストによると、ジェフリーのイメージは本作の殺し屋よりもかなり明るいイメージだそうだ。このような役柄は珍しいとも。しかし、『殺手#4』では、一瞬も笑わない。とにかく笑顔がない。氷のように冷たい表情で、雲のサポートをする時も優しさから繰り出される方法論はひとつも取られない。だが、この殺し屋が結局は心優しい人物であることを最終的に観客は気づいていく。その流れは少々フシギでもある。熱波を感じさせない主人公が「仕事」を遂げて、淡々と生きていく。

「感覚が鋭い方で、撮らせていただいた写真をその都度見せながら、互いのベストを交差させ、向かった感じです。ジェフリーさんとのやり取りは、口数は少なくとも、とても日本人俳優や邦画に対するリスペクトを感じました。そして私には笑顔をたくさんくれました」(齊藤)
日本の劇場のスクリーンでも、ジェフリー・ガイの姿がもっとたくさん観られるようになることを望む。
1998年4月23日、香港生まれ。香港Viu TVのバラエティ番組「Be a Better Man」、「BE ON GAME」での活躍で注目を集める。その後、映画『Everything Under Control』(2023年)、「i.Swim」「Million Dollar Family」(以上22年/Viu TV)、配信ドラマ「あの日の君と」(25年)『Table for Six 2』『カウントダウン』(ともに24年)、『 Little Red Sweet』(25年)、TVドラマ「In Geek We Trust」などに出演。また、ファッションモデルや歌手としても精力的に活動。23年にリリースした初のソロ楽曲「The First Fan」はYouTube香港トレンド1位を獲得。4月3日より初主演映画『殺手#4(キラー・ナンバー4)』が公開。また、今作の主題歌「一生懸命 Heart of Gold」も自ら歌っている。

齊藤工/TAKUMI SAITOH
出演作に『禍禍女』(公開中)、Netflix映画『This is I』(配信中)、香港映画『殺手#4』(4月3日公開)、『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日公開)。ドキュメンタリー映画『大きな家』ではプロデュースにも携わる。






