新ニンニクたっぷりの鶏ジャガ焼きで赤ワイン。
平野由希子の季節のおつまみ 2025.06.17
新ニンニクの季節。この季節にだけ手に入る新ニンニクはちょっと特別。普通のニンニクは3〜4週間かけて乾燥させたものですが、新物はみずみずしくて、ねっとりホクホク。おいしさも格別です。
新ニンニクと一緒に新ジャガ、鶏肉をセージの風味をつけてこんがりと焼き、仕上げにバターを加えます。
バターの量は好みでたっぷりどうぞ。私はレシピの量よりも多めに入れてしまいます。きつね色に風味をつけたバターにレモンをきゅっと絞ると最高です。少し背徳感のあるお皿になりますが、堪らないおいしさ。キッチンに漂う香りだけでも、幸せいっぱいになります。
新ニンニクと新ジャガ、鶏のセージバター焼き
【材料】(2人分)
新ニンニク 4〜5片
新ジャガ 3個
鶏もも肉 2枚
セージ 2〜3枝
オリーブオイル 大さじ1
バター 大さじ3〜
塩、コショウ
レモン
【作り方】
1. 新ニンニクは皮をむき、1片を2〜3等分にする。新ジャガは皮付きのままゆでる(レンジ加熱でも)。ややかためにゆで、少し冷めたら、食べやすい大きさに切っておく。鶏肉は3〜4等分に切り、塩をふっておく。
2. フライパンにオリーブオイルを入れ、皮目を下にした鶏肉、新ニンニク、新ジャガを並べ、セージを乗せて中火にかける。鶏肉は動かさずに、皮目をこんがりと焼く。新ニンニクは時々返し火を通し、新ジャガは焼き色がついたら返す。
3. 鶏肉の皮目にこんがりとした焼き色がつき、8割程度火が通ったら、返してバターを加える。バターがふわっと泡立ち、その泡がほぼ消えたところで火を止め、コショウをふる。
4. うつわに盛り、レモンをたっぷり絞っていただく。
ゆっくり火を通した新ニンニクは格別のおいしさ。
ワインが止まらないひと皿に合わせたのはウナ・アル・ジョルノというワイン名のメルロー。意味は「1日1本」! ワインも料理もおいしいものは身体にいい!
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フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano 料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir