チャールズ3世がカリブ海9日間の歴訪へ。謝罪を求める声の中、バハマで語ったこと。

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イギリスの君主は9日間の日程でカリブ諸国を公式訪問。記念すべき歴訪で最初に訪れたのはバハマの首都ナッソーだ。政治的緊張が高まる情勢の中、国王は同地に到着した。

  • バハマ訪問中、クリフォード・パークで開かれた若者の集会に出席したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: Chown Aaron/PA Photos/ABACA

  • バハマ訪問中、クリフォード・パークで開かれた若者の集会に出席したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: Stansall Ben/PA Photos/ABACA

  • バハマ訪問中、クリフォード・パークで開かれた若者の集会に出席したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: Chown Aaron/PA Photos/ABACA

  • バハマで若者たちを前に演説するチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日。) photography: PA Photos/ABACA

  • クリフォード・パークで開かれた若者の集会に出席したチャールズ3世国王とバハマの首相。(ナッソー、2026年10月27日) photography: Chown Aaron/PA Photos/ABACA

  • バハマに到着したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: PA Photos/ABACA

  • バハマに到着したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: PA Photos/ABACA

  • バハマで若者たちと交流するチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: PA Photos/ABACA

  • バハマの首都ナッソーの空港に到着したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: Chown Aaron/PA Photos/ABACA

  • バハマ訪問中、クリフォード・パークで開かれた若者の集会に出席したチャールズ3世国王。(ナッソー、2026年10月27日) photography: PA Photos/ABACA

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チャールズ3世は2026年10月27日、バハマの首都ナッソーに到着した。国王には今回、明確な意図があった。英国の植民地支配が同地に苦しみをもたらしたことを認め、現地の人々の声に耳を傾け、対話することだ。バハマを皮切りにカリブ諸国を9日間にわたって歴訪する。次の訪問地はガイアナで、その後アンティグア・バーブーダで開かれる英連邦首脳会議に出席する。

バハマ訪問は極めて象徴的だ。同国が1973年に独立した際の記念式典以来の訪問だからだ。当時は皇太子として母エリザベス女王の代理を務めた。それから53年が経った今も、この島国は植民地時代の負の遺産に苦しんでおり、過去の奴隷制に対する公式謝罪と金銭補償を求める声が多く上がっている。しかし、英国政府は一貫してこれを否定してきた。そのためチャールズ3世は、行動を慎まなければならないと十分に承知したうえでナッソーにやってきた。バッキンガム宮殿は英国政府の方針に従いながらも人々の気持ちを和らげなければならないという苦しい立場にある。

外交的緊張が高まる中での訪問

国王は夕方近く、リンデン・ピンドリング国際空港に単身で到着した。妻のカミラ王妃はおらず、旅の最終訪問地であるアンティグア・バーブーダで10月31日に夫と合流する予定だ。飛行機から降りてきたチャールズ3世は体型にぴったり合うよう仕立てられたグレーのスーツにピンクのネクタイを合わせていた。儀礼にのっとり、丁重な歓迎を受けた国王はサングラスをかけたまま白い制服姿の衛兵たちを閲兵し、何人かとはじっくり言葉を交わした。

その後、群衆の歓迎を受けたのち、青少年大会が予定されているクリフォード・パークへ向かった。道中には、金銭的な賠償を求めるデモ隊が集まり、「我々に払うべきものを払え」と書かれたプラカードを掲げていた。それでも国王は動じず、訪問中は終始にこやかな態度だった。クリフォード・パークでは伝統的な祭り、「ジャンカヌー」をとても楽しげに見学した。「ハロー!」誌によれば、これは「奴隷となった人々の文化にルーツを持ち、文化的な誇りの源となった」色彩豊かなパレードである。

国王は5,000人の若者を前にした演説で早々と奴隷制の問題に触れ、融和を図る姿勢を示した。「ここの島々でも他の地でも、過去の大きな苦しみと不正義を認めることは、ごく当然のことです。同時に現在の成功を喜び、未来に向けた新たな機会を生み出していきましょう」と国王は共感を誘う口調で語った。苦しみを認めはするものの、公式の謝罪や補償の約束はしない。これはカリブ海へ出発する前に側近たちが示していたとおりだった。

この厄介な問題は、カリブ海諸国を歴訪する間、国王について回るだろう。「この件に関係する英連邦加盟国の首脳たちが、来週アンティグア・バーブーダでこうした問題について話し合うことは承知しています」と、チャールズ3世は演説の直後に述べた。11月1日から4日にかけてアンティグア・バーブーダの島で開かれる英連邦首脳会議には英国のバーナム首相とカミラ王妃も出席する。この会議は、緊張感漂今回の歴訪のクライマックスとなるだろう。

From madameFIGARO.fr

※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

  • text: Solene Delinger (madame.lefigaro.fr)