【動画】Kōki,が体験! ルチア・ピカによるシャネル春夏メイク。
Beauty 2019.01.29
シャネルの今シーズン春夏メイクは、グローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーのルチア・ピカが、日本と韓国を旅して出合ったさまざまな光や色彩が着想源。彼女がコレクションに込めたひらめきや遊び心を、ブランドのビューティ アンバサダーを務めるKōki,が辿ります。
「VISION D’ASIE(アジアのビジョン)」をテーマに展開する、シャネル2019年春夏メイクアップコレクションとクルーズコレクション。ルチアはカメラマンの友人とともに写真撮影の旅で日本と韓国を巡り、街の表情や、日常の中の見逃してしまいそうなディテールを写真に収めた。
日本と韓国の旅で撮影された写真から、約80点を一堂に展示。
路上の花、ビニール袋、絡まり合う電線……何気ないものの中に見出された美が、クリエイションの源に。
ギャラリーに展示された写真を紹介しながら、Kōki,に撮影旅行時の思い出を語るルチア。
「魚市場には1時間の滞在予定だったのに、夢中になってしまって、気付いたら5時間も経っていたの。マーケットの雰囲気、人々の活気、その周りにある風景……すべてが素晴らしくて、聖なるものへと高められているようだった。魚のウロコのテクスチャーを見て、『これをアイグロスにしなければ』と思ったわ」
東京の魚市場で目にした魚のウロコの輝きが、濡れたようなツヤ、繊細なラメの煌めきへと昇華された2色のアイグロス。オンブル プルミエール グロス 左からルネール、ソレール 各¥4,428(6/1限定発売)/ともにシャネル
「すべてのディテールがポエティックに映った」と話すルチア。Kōki,もルチアが切り取った光景に興味津々。
「パリに戻った後、改めて写真を見て、私のチームと一緒にカラーをピックアップして、『このピンクはネイルポリッシュにいいわね、シルバーはアイパレットにしたいわね』などとアイデアを出し合って、コレクションをつくっていったのよ」。そうして出来上がったメイクアイテムと、インスピレーションのもとになった写真を並べて展示。「写真のイメージがアイテムのカラーに落とし込まれているのが実際に見て取れて、おもしろい!」とKōki,も刺激を受けた様子だ。
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ここからは、ルチアがKōki,にコレクションカラーを使ったメイクのタッチアップ。
「コレクションの中で、最もお気に入りのアイテムはどれ?」というKōki,の質問に、ルチアがまず挙げたのは「ボーム エサンシエル」。肌にサッとすべらせるだけで、自然な輝きをもたらすスティックタイプのフェイスカラーだ。「頬の高い位置や鼻筋にブラシを使って付けると、ナチュラルに仕上がるわ」
みずみずしくデューイな質感を手軽に。まぶたに乗せたり、クリームチークの下地としても使える。左:ほんのりローズカラーのシアーな仕上がり。ボーム エサンシエル トランスパラン ¥5,940 中:サテンのような輝きをオン。ボーム エサンシエル スカルプティング ¥5,940 右:ボーム エサンシエルのために作られたブラシ。筆あたりが絶妙。パンソー イルミナトゥール レトラクターブル 105 ¥4,536/以上シャネル
目元のポイントメイクには、この日Kōki,が履いていたデニムに合わせて、ブルーのアイラインとシルバーのアイグロスの組み合わせを提案したルチア。限定のアイパレット「レ ヌフ オンブル エディシオン N°2‐カンテサンス」からチョイスした深みのある青は、“I love this color !” とKōki,もお気に入り。さらに下まぶたには「スティロ オンブル エ コントゥール」の222をインサイド気味に入れ、ローズの光沢でしなやかさを演出する。
オンブル プルミエール グロス ルネールをブラシでまぶた全体に広げて。光の当たり方によって、ニュアンスの変化も楽しめる。
まぶた全体にのばしたり、アイグロスの定着を高める下地として活用するのもルチアおすすめの使い方。スティロ オンブル エ コントゥール 222 ¥4,212(6/1限定発売)/シャネル
そしてリップには、マットフィニッシュながら驚くほど軽やかなタッチの「ルージュ アリュール リクィッド パウダー」を選択。962のオレンジカラーは、Kōki,のフレッシュな魅力を引き立てるよう。「大胆な色だけど、ブラシでポンポンと撫でるように軽く塗ることで、柔らかさを表現できるのよ」とルチア。
2018年フィガロジャポンのベストコスメ、ボーテスター賞にも輝いたアイテムに新色が登場。ルージュ アリュール リクィッド パウダー 962 ¥4,536/シャネル
最後にすっかり打ち解けた空気で、フォトスポットで記念撮影をするふたり。
ルチアの感性が捉えた、私たちの日常に潜む美。この春夏は、その意外なインスピレーション源に思いを巡らせながら、新色を纏って楽しみたい。
photos:DAISUKE YAMADA, video:MITSUO ABE