石井ゆかりの星占い

2021/12/6 - 12/12

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
新しいニュースが一気に広まり、ちょっと不安な状況になってきました。星占い的にはこの時期の情報には少々、浮き足立っている部分があるイメージです。射手座の水星は、メッセージに翼が生えていて、いわゆる「流言飛語」的な匂いをまとっているのです。今週はこの水星が「幻想・イマジネーション」の海王星とスクエアを結び、その後「拡大・膨張」の木星とセクスタイルを形成します。流言飛語と空想、膨張...、かなり危うい感じですね。実際、さまざまな情報の中でどれが信頼に足るのか、今は特に難しいのでは、という気がします。ショッキングな情報に触れると特に、その情報がすぐに「自分のもの」になってしまいがちですが、ある情報を得てもそれを「自分の意見」に組み込むかどうかは、しばらく保留することができるはずです。この時期は、情報に対してそういった距離感を意識することが役に立つかもしれません。

一方、蠍座で活性化している火星も、今週木星とスクエアを結びます。こちらは「戦意の増幅」「やる気の増幅」です。少々のことなら強引に押し通してしまえそうな感じがあります。蠍座と水瓶座でフィクストサインのスクエア、頑固な感触ですが、水瓶座木星はたったひとりの人間の意志、というのとは少し違った星です。世の中の雰囲気とか、ある種の漠たる「総意」のようなもの、時代的な期待、人気などと関係が深いのが、水瓶座の木星です。蠍座火星的な戦いは本来、個人の欲望や支配欲に根ざすのですが、それがなぜか「広い世の中の、ある意味で漠然とした承認」と結びついているのは、なかなか面白いところがあります。戦って勝ち得たいものがなんなのか、そこに「ナカミ」があるのか、その「ナカミ」はいったいなんなのか、ということが、非常に重要になる気がします。というのも、今週金星が冥王星と、山羊座で重なるからです。ここは「ナカミのある欲望」です。冥王星は蠍座のもうひとつの支配星なのです。

自分の信念や欲望のために活動して、人気を得る人もいれば、最初から人気者になりたくて努力して、人気者になる人もいます。どちらも正解でも間違いでもなく、善でも悪でもありません。ただ、今は欲望にナカミがない場合、勝利した後に「実質的には、何も手にするものがない」ということにもなりかねないのかも、と思います。自分の中の「欲しい」という気持ちを掴まえておくことが、今はとても大事なのではないかという気がします。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。

公式サイト「石井ゆかりの星読み

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